1997.02.17
タイプの違うスイート
パークハイアット東京 Evecutive Suite
哀-2

#19タイプと#01タイプでは広さは変わらないが、Bed roomとLiving Roomの間に扉が1枚、さらにBed roomとBath Roomに窓がそれぞれ1面ずつ増えることを考えると、同じ価格だとすれば#01タイプの方がよいことになる。しかし、#19タイプは南と西に、#01タイプは北と東に面しているので、風水とかに凝っている人にはそちらの方が重要かもしれない。

今回は混み合う日でなかったこともあって、サービスは正確で問題なかった。前回指摘したルームサービスの提供時間だが、朝食を電話でオーダーしてからわずか10分で届けられ、かえってびっくりしたほど。ただ、テーブルワゴンに料理を乗せる際に、向きをよく考えていないようで、皿のカバーを取るとあらぬ向きになっていることがある。特に皿にロゴなどが入って向きが限定されている場合にはきちんと正面を向くようにセットしなくてはならないし、ロゴ入りでなくても料理にはきちんと向きがあることくらい考えてもらいたい。今回、アメリカンブレックファストのチルドジュースをフレッシュジュースに換えてもらったが、追加料金はかからなかった。

このホテルでいつも一番気になるのが、車で到着した場合のドアマンの対応だ。せっかくの高級志向のホテルなのに、バレーバーキングサービスを実施しないだけでも困ったもの。エントランスで荷物をおろし、地下4階の駐車場まで行って停めて、1台しかない駐車場エレベータに乗りフロントへたどり着くまで10分はかかる。なにしろ、エレベータがなかなか来ない。だからこそ、正面玄関で車ごと係に任せることができたらといつも思う。

でも、現実は甘くない。正面玄関では、なかなかドアマンが寄ってこない。少し到着が早いと「まだチェックインは受け付けていません」なんて言われてしまうこともある。逆にドアマンの対応が素晴らしいホテルはいつ出かけても気持ちがいい。ホテルのゲストとして歓迎されているのが伝わってくるし、不意に出かけていってもちゃんと名前を覚えていて呼んでくれる。車をつけた瞬間に駆け寄ってきてドアを開け、名前を呼んでにこやかに迎え入れる。このスマートさがあってこそ一流ホテル。

ついでにもう一つ。52階のレストランは予約通りの時間に出かけても、必ずエントランスで数分待たされる。「順番にご案内しますので、お呼びするまでお待ちください。」と、ファミレス状態。高級店じゃないにしろ、美容院じゃあるまいし、時間通りに到着しているのだから、スムースに席に案内して欲しい。

苦言ばかりだけれど、好きだからこそ。

Y.K.