1998.07.24
頑張るコーヒーショップ
「ブーローニュ」ホテルセンチュリーハイアット
喜-1

コンサートが無事にはねて、出演者とともに内海源太さんオススメのショットバーにてお疲れさま会。渋谷の駅から程近く、雑踏の中、小さな階段を降りて行くと、そこは別世界。静かな大人の空間があった。ボーイッシュな女性バーテンダーがクールにシェイカーを振る。町場のバーとしては清潔で快適だった。また、料金設定が良心的で、お値打ち感あり。

バーでは飲んだだけだったので、おなかが空いて、新宿のホテルのコーヒーショップに寄り道した。朝の高級ホテルでなく、同じ系列のやや大衆ホテルの店を選んだ。かつては深夜や早朝まで営業してくれているありがたいコーヒーショップが多かったが、最近は日付が変わる前に閉店してしまう店がほとんどだ。ここも0時には閉店するが、それでも遅くまでやっている方だと言うことで選んだ。

ホテルの飲食施設なのに、ファミリーレストランと変わらない味、サービス、内装で、値段が高くサービス料まで取られるとあっては、客はファミレスに流れて当然だ。町に出れば元気なレストランが幾つもある。

やっとその辺のことに気が付いたのか、最近になってコーヒーショップの改装や、商品、価格、サービスの見直しを図るところが多くなった。とりあえず、改装をすれば見てくれだけはサッパリとするが、サービスについては以前と比較して向上したと感じた例が今のところ無い。商品については、ハーフポーションを用意してくれるところが増えて、手頃な量を注文できるようになった。これからも、どんどんアイデアを絞り出して、ファミレスと同化せず、ホテルならではの存在であってもらいたい。

この店は布のナプキンを使用しており、サービスは明るく積極的な感じで好感が持てた。コーヒーショップといえどもこうあって欲しいという感じに。この時はサラダとグラスワインを注文して3,000円ほどだった。うーん、ちょっと高い感じがするな。

Y.K.