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2002年3月31日

第一ホテル東京 Superior Room
哀-1 再出発の向かう先
エントランスを入るとまず目に付く壁画
22時に到着すると、ロビーは恐ろしいほど閑散として、余分な照明は落とされ、薄暗く、寂しい雰囲気だった。落ち着きがあるというのとはまた違った、単に寂れきった空気が滞留している印象だ。それでも、利発で素直そうなベルボーイがおり、フロントに一人しかいない係の対応も上々で、季節外れのリゾートホテルのようなイメージがあった。

客室はいつものスーペリアルーム。禁煙室をリクエストしたら禁煙フロアの14階になった。ちょうど客室階としては真ん中くらいの高さに位置している。客室内は、以前のように荒れ放題という状態ではなくなり、少しずつメンテナンスにも力を注ぎ始めているような感じを受けた。長年放置されてきたカーペットの染みは、完全に消し去ることはできそうもないが、それでもかなり薄くなったように思う。相当にお金をかけて建てたホテルだけに、大事に使って、味わいが深まってゆくように手入れをし続けてほしい。

このホテルでは翌4月1日から、第一ホテルズの会員組織DMCメンバー向けのレイトチェックアウトのサービスが廃止される。この近隣では、帝国ホテル、ホテルオークラなど、会員のレイトチェックアウトをしっかりと実現しているホテルが軒を連ねている。サービスを削って楽な道を選ぶか、なんとか知恵を絞って、近隣のホテルに負けないサービスを死守するか、その選択次第で、顧客は蜘蛛の子を散らすように逃げてゆくこともありうる。単純に比較して、このホテルが近隣の高級ホテルより優れている点は、まったくといっていいほどない。これから先、何を武器に勝負をするのか、何とも心許ないホテルだ。

ロビーの片隅に、パソコンを設置したワーキングエリアを新設し、低価格で利用できるようになった。しかし、如何せんパブリックエリアに面した落ち着かない環境だ。一層のこと、客室をひとつふたつ潰して、サービスの充実のために、今のニーズを先読みした施設をこしらえるほうが、訴求力になるように思うのだが。

照明効果が高い室内 ランプ台

鏡の縁 シッティングスペース

ベイシンとバスタブ トイレとシャワーブース

[第一ホテル東京] 930626 990704 990804 000716 010103 010819 010929

Y.K.