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ホテル別インデックス
レストラン別インデックス

2002年3月15日

ホテルパシフィック東京 Standard Room
楽-2 シネマな時間
庭の滝
品川駅周辺は、日々刻々と表情を変え続けている。新幹線の新駅や新しい高層ビルなど、建築中の施設が数多くあり、訪れる度に違う顔に生まれ変わっている。そんな新しい街・品川ではすっかり老舗になったホテルパシフィックは、70年代のホテル文化を色濃く残しており、どこか懐かしい空気を漂わせているホテルだ。重厚感のあるロビーフロアの大理石、滝を配した庭園、ラウンジ天井の照明など、これから開業するホテルにはおいそれと真似のできない手の込んだ贅沢さがあちこちに見て取れるにもかかわらず、全体的にはどこか垢抜けないところも、このホテルの「らしさ」として一票投じたくなる魅力だ。

このホテルでは、いつも少しずつ改装を進めているが、最近はエレベータとロビーラウンジを改装した。ロビーラウンジは以前よりも、高いテーブルや椅子を増やし、カフェ風の雰囲気になったが、全体的にはやや軽いインテリアになった。しかし印象的な天井の照明や壁には手を加えなかったのでホッとした。

チェックインをしようとフロントに向かうと、ちょうどタイミングが悪かったのか、多くのエアクルーやその他の外国人グループ客がチェックインに列をなしていたので、仕方なく列に並ぶことにした。ベルガール達は、フロントの方を向き姿勢を正して立っているが、列には大きな荷物を持っているゲストが多数並んでいるのに、それを積極的に手伝おうとはしていなかった。長いフロントカウンターには、十分な空きスペースがあるものの、フロント係は少数しかおらず、人員の不足も行列の要因になっているようだ。

客室は高層階の禁煙室を希望すると、25階の部屋をアサインしてくれた。室内の照明には、バスルーム以外すべて白熱灯を用いており、照明器具は十分な明るさが得られるよう配置してある。室内は30平米あることになっているが、窓枠の部分に他のホテルでは類を見ない厚さがあるせいか、一回り狭く感じる。家具などには傷みが少なく、小奇麗な印象だ。バスルームも、時代掛かったベイシンや、独特な形のカランなど、最新のホテルにはない雰囲気が感じられる。

最近はマンションの一室と大差ないような、自宅のようにくつろげることをアピールしたホテルが増えてきた。便利なことに越したことはないだが、自宅同様にはいかない不自由さも、ホテルに宿泊しているんだという実感につながり、ホテルファンには悪くない状況だ。このホテルはペイテレビが1日500円だ。安いなぁと感心するが、作品リストを見ると、とうの昔に7泊8日が解禁になったかなり古い映画ばかり。変わりゆく品川駅前の様子を横目に、ベッドに腰掛けて古い映画を観ながら、その頃を思い出すってのもありかも。

オーソドックスなツインルーム ベッド

窓際のソファ ソネットサーバー

バスルーム アメニティ

壁の大理石と星空のような照明 ホテル外観

2002年3月15日 夜
ホテルパシフィック東京 「ピコロモンド アット ザ・ガーデン」
楽-3 ガーデンサイド
左側がピコロモンド
ローストビーフのカットサービス付きディナーブッフェが2,500円。これが大人気の様子で、早い時間から混雑を見せていた。店先でどのくらい待つ必要があるか尋ねると、8組のゲストが待っているので30分程度だとのことだったので、順番が来たら客室に電話を掛けてもらうことにして、部屋に戻った。それから1時間経って、忘れられたかと心配しているところに電話があった。

店の中はバーゲン会場のような熱気があった。どうやら会社員たちのグループが何組か食事会というか飲み会に近いノリの集まりをしているようだった。飲んでもひとり5,000円程度なら、居酒屋と大差ないだろうから、うまい使い方かもしれない。ほろ酔いの会社員たちを縫うようにして案内された席は、幸運にも窓際の庭園に面した席だった。せせらぎの向こうにちょっとした森のように木々が植えられ、立体的な滝の流れが目を楽しませてくれる。ライトアップも効果的だ。コーヒーショップでこれほど贅沢な眺めをひとりじめできる店はなかなかないだろう。
食事の内容は、2,500円という値段なら納得できるものだが、それほど凝った料理はないし、ホテルならではと思わせるものもない。サービスも、全員がバスボーイ状態で、ひたすら空いた器を下げまわるだけの慌しさ。まぁ、それもまたよし。だって、2,500円だもん。

2002年3月16日 朝
ホテルパシフィック東京 「大志満」
喜-2 乱れのない空気
ダークスーツのマネージャーや和服姿の女将さんをはじめ、従業員たちはみな姿勢がよく、適度な活気と適度な落ち着きがあって、朝にふさわしい雰囲気を作り出していた。客層もまた落ち着いた年齢層の人が多く、空気に乱れがないのが心地よい。料理も十分に満足のゆくもの。いい朝がスタートできる店だ。朝食券を利用するなら、洋食の「ピコロモンド」より価値は高いと思う。
2002年3月16日 夜
ホテルパシフィック東京 「T.G.I. フライデーズ」
楽-2 ハイテンション
店の外観
この店は、テンションが高い時でないと、店員のノリについていけなくなる。味も濃いし、なんと言っても量が多いから、お腹も空かせておかなくてはならない。もちろん、カクテルやワインとオツマミというバー的な使い方もあるが、コンサート後など、まだヒートアップしたテンションが使い切れずに残っている時などには、こういった類の店で、テーブルが一杯にあるほど注文して、適当につまむのがいい。深夜になってもゲストの数は多く、外国人が目立つ。宿泊客の利用よりも、外から入ってくるゲストの方が多いように見えた。種類の豊富なスムージーと、バーガー類が気に入っている。

[ホテルパシフィック東京] 000105 000418 000927

Y.K.