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ホテル別インデックス
レストラン別インデックス

2002年5月2日

品川プリンスホテル エグゼクティブタワー Deluxe Room
楽-1 エンタメ系ホテル
新館(左)とエグゼクティブタワー(右)
以前から単独のホテルとしては国内最大の客室数を誇っていた品川プリンスホテルに、エグゼクティブタワーが加わり、さらにスケールアップしたメガホテルとなった。オープニングセレモニーには各界著名人も集り、他のホテルでも例を見ない華やかなオープンを飾った。新しく建築されたエグゼクティブタワーには、全室ダブルルームの客室に加え、各種レストラン、ショッピング施設、映画館、ナイトクラブなど、エンタテイメント性の高いユニークな設備をそろえ、今までにない、新しいホテルのあり方を提唱している。

確かに面白いホテルだと思うが、純粋にホテルステイに的を絞って見てみると、できの悪い部分が多く目に付くので、滞在そのものを楽しむには不向きかもしれない。しかし、東京に観光目的や出張で訪れる人たちには、東京での滞在を一層楽しくしてくれるホテルになるだろうし、サービスだとか、空間の品位だとかにこだわらなければ、利用価値の大きなホテルだといえる。ちょうどユニクロみたいなホテルだ。

フロント周りのサービスはビジネスホテル的なあっさりとしたものだが、感じ悪くなかった。客室へと向かうエレベータは高層階用と低層階用に分かれている。今回は4タイプある客室のうち、2番めに広いCタイプに宿泊した。利用したフロアは、暖色系でコーディネートされており、随分と奇抜な印象を受けた。室内で最も好印象だったのは、2面の窓からの眺めだった。それぞれの窓から異なった景観が望めるし、ベッドに横たわっても夜景を楽しめる腰の高さが気に入った。

カーテンは電動で、照明もさまざまにコントロールでき、雰囲気的にはなかなかの線をいっている。天井高が270センチあり、インテリアもプリンスにしては垢抜けた感じがする。ビジネスにも便利なデスクやライトが用意されていて、一見使い勝手がよさそうに思える。しかし、180×200センチのベッドは、枕もシーツもよくなく、寝心地が悪いし、デスクにはFAXがあっても電話機がなく、せっかくの壁掛け時計も位置が悪く見づらいなど、雰囲気だけで作った客室のような印象が残った。

バスルームは3平米ほどで、壁にはブルーのタイル風のパネルを使い、クールで引き締まった空間にした。ベイシンや棚のデザインも、プリンスにしては革新的だ。しかし、プラスチック製のバスタブは洗ったとはいえないほど汚れていたし、シャワー・カランともに勢いがあるものの、排水が非常に悪いのも気になった。また、バスルームの扉はかなりのダサさで、せっかく見た目にはこだわったのに、これだけで、ご破算。お湯やお茶は廊下まで取りに行かなければならない。このホテルほど、サービス料の意味を疑問に感じさせるホテルも珍しい。

あまり寝心地のよくないベッド デスク、ドレッサー、肘掛け椅子が置かれたコーナー

ビジネス向けのデスク シーツなどの仕上がりもイマイチ

肘掛け椅子 ベッドからでもこんな夜景が見える

ブルータイルのバスルーム 排水が悪いバスタブ

2002年5月2日 夜
品川プリンスホテル エグゼクティブタワー 「フードコート」
楽-1 セルフサービス
部屋付け不可。ほとんどセルフサービス。こんなホテルレストランはありか?一瞬なんじゃこりゃと思ったが、ここはプリンス、ありなのだ。夕食でも1,000円でお釣りが来る。出張族にはうれしい味方だし、ひとりでサクッと食事を済ませるには重宝な店かもしれない。そういえばスキー場を思わせるような雰囲気も。
2002年5月3日 朝
品川プリンスホテル 新館 ブッフェレストラン「ハプナ」
哀-3 量で勝負
9時半過ぎに店に着くと、店の前には長蛇の列ができていた。朝食の列かと思いきや、それは早々とランチブッフェ目当てに並んでいるゲストだった。そうとわかって安心しながら店へ入ったが、朝食も随分と混雑しており、まずは席を確保するのに一苦労した。店の中には数箇所のブッフェ台があるが、すべて同じものが並んでいる。品揃えは悪く、料理もおいしくない。1700円という料金を払って、ここの料理に満足を得ようと思うのなら、量で勝負するしかなさそうだ。料理の内容から考えれば、800円くらいが妥当な線。サービスもゼロ。社員食堂と違うのは、子供連れのファミリーが多いことくらいか。

[品川プリンスホテル] 950728 991220

Y.K.