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2002年2月17日

夕映えの宿 汐美荘 Standard Room
楽-3 日本海に癒される
ロビーからの夕映え
今年のバレンタインディナーショーの舞台となったこのホテルは、新潟から北へ電車で一時間余りの村上にあって、日本海の絶景を望む海岸沿いに位置している。周辺には温泉宿が集まり、落ち着いた雰囲気の温泉街を形成している。中でもここ汐美荘は規模も大きく、中心的な存在となっているようだ。
エントランスを入ると、まず目に飛び込んでくるのが、ラウンジ越しに広がる日本海だ。夕映えの宿と呼ばれるだけあって、天候に恵まれた日には、真っ赤に染まった見事な夕焼けが眺められるという。この日はあいにくの曇天で、夕暮れには雲の間から差す光しか見ることはできなかったが、それだけでも心に深く染み込み、なんともいえない不思議な気持ちにさせられる。ロビーでは、案内板で夕日の見頃の時間をインフォメーションしており、参考になった。

フロントカウンターは、シティホテルのような設えになっており、大理石造りと、大きな活け花が印象的だ。客室は日本海に面し、和室をメインに構成された本館・新館があるが、その他にビジネスユースにも適したシングルやツインといった洋室がある。今回はその洋室を使わせてっもらった。洋室は街側を向いており、眺めはよくないが、手頃なプライスが魅力で、朝食とラーメンなどの夜食がセットになったビジネス宿泊プランも用意されている。

客室の仕様は地方のシティホテル並みの水準で、必要なものは一通り揃っていた。通常のシティホテルのアイテムに加え、温泉のホテルらしくお茶のセットが充実しており、茶菓子も置いてある。ポットに入った飲用冷水は、天恵石という石で濾されたミネラルウォーター。バスルームはユニットタイプだが、化粧品などの備品は充実している。

温泉といえば、最大の魅力は大浴場だ。汐美荘には日本海を眺めながら入浴できる男女別の露店風呂があるが、まだ増築されてから間がなく、新しさが気持ちよい。湯上りには、夕映えの写真を多数展示したギャラリーを眺めたり、ラウンジで一息ついたりしながら、のんびりとくつろぐとこができる。

東京からだと、伊豆や箱根に出向くことが多いが、ちょっと目先を変えて新潟まで足を伸ばすのも悪くない。新幹線と特急の連絡もよく、比較的短時間で村上温泉まで到着するし、日本海には太平洋とはまた一味違った表情があり、心を癒してくれるだろう。

客室のティーセット ミネラルウォーター

洋室 フロントカウンター

[夕映えの宿 汐美荘]

Y.K.