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2002年9月14日

第一ホテル両国 Superior Room
楽-2 Sumou
相撲柄の浴衣

第一ホテルズの中では最も新しくオープンした第一ホテル両国は、国際ファッションセンタービルの上層階に位置している。この国際ファッションセンターは略してKFCと表示されることがあるが、それを見る度にどうしてもフライドチキンを想像してしまう。それはさておき、このホテルの近隣には両国国技館、江戸東京博物館など、歴史と伝統を今に伝える施設が点在し、下町情緒溢れる環境とリーズナブルな価格設定が魅力だ。

エコノミークラスのホテルでありながらも、シティホテルとしてのサービス水準はクリアしており、気軽に安心して滞在することができる。ラックレートも手頃だが、一休や旅の窓口で驚きのプライスを提示していることがしばしばあるので、見逃さずに賢く利用したいものだ。しかし、テーマパークのグッドネイバーホテルであることに加え、修学旅行生を積極的に受け入れているので、静かに過ごしたい人にはあまり向いていないかもしれない。

客室は値段の割りによくできている。今回利用したのは少し広めのダブルルームだったが、思いのほかゆとりのある室内には満足した。決して高級感のある造りではないものの、軽やかで清潔感があり、感じのいい色合いでコーディネートされている。ベッドサイズは160×205cm、天井高は245pある。肘掛け椅子にはオットマンが添えられ、ライティングデスクは壁から独立して、室内に向けてセッティングされている。

外気を取り入れられる窓、常設のズボンプレッサー、蛍光灯を用いず白熱電球を使った照明器具など、快適に心休まる設備をそろえた。冷蔵庫は空なので、近所に数件あるコンビニエンスストアから持ち込むことが可能だ。一方不便な点としては、フロアスタンドのスイッチが、ナイトテーブルにおいてナイトランプと連動してしまっていること、コンセントが少ないこと、高速インターネットがなくIT関連が未開拓なことなど。

240×160cmサイズのバスルームは明るく、タイル仕上げで清潔感がある。とりわけ気を引く設備はないが、さすが両国という土地だけあって、アメニティはすべて相撲柄のパッケージに入っており、アメニティボックスは行司が持つ軍配のカタチをしている。浴衣も相撲を取る力士の姿がプリントされていて、なんとも楽しい。バスタブは十分を足を延ばせる大きさで、シャワーの圧力も心地よい。

全体的にカジュアルなテイストが軽快で、普段着でくつろげるホテルだと言えるだろう。駐車料金は1泊2,000円とやや割高で、車寄せも使いにくいため、車で出掛けるのは躊躇してしまう。電車なら大江戸線の両国駅からすぐなので便利だが、JRの両国駅からは歩いて5分以上を要する。チェックアウトが12時なのも、このクラスのホテルとしてはありがたいサービスだ。

結構ゆとりのある室内 ベッド

テレビキャビネットの脇にはズボンプレッサー オットマンつきのソファ

シンプルなバスルーム 明るく清潔感がある

相撲にちなんだアメニティ エレベータホール

メインエントランス車寄せ 江戸東京博物館も見える

[第一ホテル両国]

Y.K.