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2002年11月9日

ホテルオークラ Superior Room
楽-3 素手で勝負
窓から愛宕山グリーンヒルズの美しいビルが見える

午後はフォーシーズンズ丸の内「EKKI」でランチをとってからオークラに向かった。フォーシーズンズでは「EKKI」で食事をしても、地下駐車場の優待は一切受けることができないといわれ、なんとも感じの悪い印象が残った。どういう理由かしらないが、あそこの駐車場にはいつも驚かされる。その点、オークラでは正面玄関前の駐車スペースを案内され、チェックアウトまで無料だと考えれば、こちらの方が一枚上手だなと感じずにはいられない。何かと翳りの見えてきたオークラだが、よい面にも着目していかなければと改めて考えた。

チェックインを済ませると、ベルボーイが重い荷物を腕に下げ、必死になって運んでくれた。カートを使えばいいのにと、端から見る方が申し訳なくなってしまいそうだったが、本館でチェックインするも、アサインされた客室が別館だったので、ベルボーイは素手で運ばざるを得ないようだった。本館から別館へは地階を経由するが、そこには緩やかながら階段があるので、カートは使えない。オークラのベルボーイは体力も並でないものが必要だ。

別館7階のスーペリアルームは、ほぼ40平米の面積がある。入口から奥行きがあり、ベッドカバーはグリーン、椅子のファブリックは濃紺と落ち着いた色合いだ。この客室はベッドがハリウッドツインになっており、窓際のスペースを広く割いている。そこに二人掛けのソファと肘掛け椅子が置かれて、なおもゆとりがある。ターンダウンには中年の男性2名と女性1名の3名体制でやってきた。とても丁寧に、しかも楽しげに働いているのが印象的。雰囲気的にはホテルというよりも、名旅館にいるようだと錯覚するほどだった。

バスルームは石張りで広く取られている。オークラらしくサッシでシャワーカーテンの代わりをさせている。ベイシンは新調した様子で、ベイシンボールとカランは真新しかった。どうやらアメニティは過渡期にあるらしく、見慣れないボトルに入ったリンスが置かれていた。清掃は申し分のなく、客室のみならず、館内のいたるところが清潔そのものだった。エレベータホールに飾られた花や、椅子の配置まで、日本の美学で計算しつくされ、見事な調和を見せている。調和を乱し、不協和音を奏でているのは、サービスに当たる一部のスタッフのようだ。例えればホテルは各セクションによる交響楽団のようなもの。優秀な人材があっても、誰かがハーモニーを乱せば、台無しになってしまう。

40平米のスーペリアルーム ベッドはハリウッドスタイル

デスクとテレビ 夕暮れの景観

ターンダウン後のベッド 折鶴が置かれる

ベイシンの下にはバスローブなどが置かれている ブルーのバスタブ

2002年11月9日 夜
ホテルオークラ 「テラスレストラン」
楽-2 伝統の味
カレーのサラダバー付を注文した。2,100円と、比較的手頃な価格で、オークラ伝統の素晴らしい味わいが楽しめる。しかし、サービスそのものは悪くないのだが、言葉がラフ過ぎで、いい印象はなかった。また、飲み物はどうか、デザートはどうかと、いささかうるさい。こちらが欲しているものを薦められれば気が利いていると感じるが、要りもしないものを押し付けられるようで鬱陶しかった。

[ホテルオークラ] 960915 981114 990807 990814 990906 991018 991030 000415 000503 000609 011103 011216 020601 020711 020724 020730 021013

Y.K.