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2003年6月21日 夜
「カフェ カリフォルニア」 ラディソン都ホテル東京 
喜-4 テラスでのスモールパーティ
カフェカリフォルニアの店内
歌劇「椿姫」公演の際、何かと力を貸してくれた若者たちと久しぶりに集まることになり、その若者たちの希望もあって「カフェカリフォルニア」を選んだ。その多くは実際にホテルで仕事をしており、その溌剌としたバイタリティと、並でない向上心や積極性には、こちらの方が驚かされ刺激を受けることも少なくない。そして、彼らを見て何より素晴らしいと思うのは、非常に純粋でスレていないことだ。

「椿姫」の際も彼らは素晴らしかった。主にゲストを客席まで案内するアテンダントを担当してもらったのだが、これから始まる非日常的舞台に先立ち、開演前に洗練された雰囲気を作り上げるのに大きく寄与した。幕が上がる前にオペラの気分を高めておきたいという狙いを完璧に理解し、見事に具現化してくれたことに対し感謝している。

また、その後もコンサートによく遊びに来てくれるのだが、彼らはその度に共演者を驚かせている。「どうして神田さんの知り合いは、そんなに気が利く人ばかりなの?しかも、どうしてそんなにキレイな人ばかりなの?」とよく聞かれる。仕事中でなくても、彼らは一見普通の若者のようでいながら、何か特別な雰囲気を放っている。キレイに見えるというのも、単に容姿ということだけでなく、凛とした空気を携えているからだろう。ミュージシャン仲間は舞台に立つ人間として、そういった空気にも敏感なのだ。彼らには、これから先のホテルを担ってゆく人たちとして、大いに期待を寄せている。

この夜、「カフェカリフォルニア」は混雑しているとのことだったが、若く男前のマネージャーの采配で、テラスに十数名の席を確保してくれた。料理は大皿でざっくりと、飲み物はワインを中心にアレンジしてもらった。まったくお任せだったが、料理、ワインともに期待を上回り、満足の行くものだった。盛り付けはダイナミックながら、決して乱雑な感じはしない。

味もアジアテイストから、アメリカングリルまで、幅広い選択で楽しませてくれた。デザートには、各種ケーキやフルーツが黒いオーバル皿に載せて運ばれ、とりわけ女性陣には人気だった。サービスで提供されたシフォンケーキもまた、実になめらかでやわらかく、文字通りシフォンのよう。また、添えられた生クリームが素晴らしかった。食後のコーヒーのおかわりなどにも積極的に目を配り、サービスは終始行き届いていた。

テラス席にはペットの同伴が許されており、外から直接アプローチできるエントランスからは、次々に自慢のペットを連れたゲストがやってくる。ペットというと、去サルやワニを飼っている人もいるだろうが、この日見かけたペットはすべて犬だった。どの犬もしつけがよく、決して吠えたりしない。犬同士顔見知りという場合もあって、挨拶を交わす姿もよく見受けられた。お行儀よく飼い主の傍に座り、大人しく食事をしている姿はなんとも微笑ましい。それに誘われてか、野良ネコのギャラリーもやってきた。この日は、なんと総支配人もタブリエをつけてサービスに当たっていた。他のホテルではなかなか目にすることのない光景に、好感を覚えた。

また、前回紹介した2,599円ランチとは少々違うものの、手頃で内容充実のランチセットも復活した。こちらもまたぜひ利用してみたい。

生春巻き サービスのシフォンケーキ

テラスの雰囲気 にゃんこ

[都ホテル東京]980815 000728 011110 020118 020329 020519 030505 030510

Y.K.