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2003年10月8日

グランドハイアット東京 「The French Kitchen」
哀-2 ハズレ
昼食にはやや出遅れの午後1時半。しかしゆっくりと会話を楽しみながら食事をするには、このくらいからの方がいい。グランドハイアットのダイニングも、すでに混雑からは開放されているが、まだその余韻が随所に残っていた。案内された座席には、夥しいパンクズが落ちている。ブラウンのレザー風シートだから、一層のことパンクズが目立つ。連れもそれを気にして、座る前に手で払っているのに、案内した係は見てみぬ振りをしていた。衛生観念も、サービス精神も、プライドさえも持たない最低の店員だと、連れは大層憤慨していた。

テーブルを担当する係は、前回「リンゴ」を「じゃがいも」だと断言した男で、かなり感じの悪いサービスをすることがわかっていたため、今日はハズレだと最初から諦めがついた。ここのサービス陣はおしなべて感じが悪いのかと思っていたら、時折通りかかる別の係に、とても愛想のいい人が多数いた。はやり今日もハズレだったわけだ。

ランチのコースメニューは3種類ある。3,700円、4,200円、4,700円と500円刻みで、内容にも劇的な変化はない。メニュー内容さえ問題なければ、3,700円のコースで十分に楽しめる。前菜、主菜、デザートの3皿構成だが、それぞれの皿に力があって、味もなかなかのもの。パークハイアット東京の「ジランドール」よりは美味しい。

サービスは注文の取り方からして横柄。パンがなくなっても、コーヒーがなくなっても、催促するまでは知らん顔をしている。料理を提供するタイミングも見失っており、まだ前菜の皿が空かないのに、主菜が仕上がって放置されていた。また、入口で案内係を務める外国人は、日本語で話しかけても通じなかった。英語もダメ。フランス語にしてやっと通じたが、これでは仕事にならないのではないかと思う。サービスに対する心構えも、係各々でかなりの差があり、せっかくいい感じの接客を心がけている係のよささえかき消してしまっている。料理を殺さないサービス精神を、店全体で一度確認した方がよいのではないだろうか。

[グランドハイアット東京] 030502

Y.K.