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2003年11月10日

センチュリーハイアット東京 Executive Suite
喜-2 バルコニー
バルコニーから見下ろすシャンデリア
客室のバルコニーから壮麗なシャンデリアを見下ろす。それは想像していたよりも、印象深いものだった。同じ目で見ているのに、人々が行き来する場所と、かりそめとはいえ自分だけの空間とではこうも違うものかと思うほどだった。6階から8階のリージェンシークラブフロアの客室廊下は、片側がアトリウムロビーに面して開けている部分がある。これらのフロアにある客室はほとんどすべてが建物の外側を向いているが、今回利用したエグゼクティブスイートだけがアトリウムに面した配置になっており、開放的なバルコニーを持つ。

客室はバルコニー付きのリビングルームと、窓を持たないベッドルームから構成される。扉を入ると廊下の途中にコンソールや広いクローゼット、ゲスト用トイレがあり、内扉を経由してリビングルームに至る。リビングルームはほぼ三角形をしており、それぞれ4人用のダイニングテーブルとソファセットが置かれている。アーモアの上にはDVDプレイヤーが設置されており、並んでミニバー・冷蔵庫のキャビネットがある。

家具は木肌部分を白塗りで仕上げてあり、やや趣味の古さを感じるが、ファブリックは新しそうだった。ダイニングテーブルの背後にある窓と並んだフレンチドアはクローゼットかと思いきや、空調設備の機械室だった。設備は古く、作動音が騒々しかった。隣の窓は、このスイートで唯一自然光が入る外に面した窓だが、客室面積と比較すると非常に小さい。また、リビングルームの天井高は230センチと低く、やや圧迫感があった。

バルコニーに面した窓はとても広く、バルコニーそのものも大変広い。窓をわずかに開いておけば、ロビーの賑わいが伝わってきて、ホテルらしい音が楽しめる。バルコニーに出れば、シャンデリアだけでなく、ロビー全体の様子やシースルーのエレベータなど、長く見ていても飽きない眺めがある。

一方の寝室は、270センチの天井高があり、壁の上部には蛍光灯の間接照明を埋め込み明るさを確保しているが、窓のない閉塞感は払拭できなかった。140センチ幅のベッドが2台並び、向かいにライティングデスクとテレビを据えた。寝具は心地よく、快適に眠れた。客室の額にはリビングも含めて音楽をモチーフにしたアートが飾られている。ダウンライトと間接照明はスイッチが連動しているが、間接照明にのみ調光が可能。間接照明を調節しても、ダウンライトは明るいままなので、ほとんど意味のない調光だった。

バスルームはタイル張りで、広々としている。ダブルベイシンでビデも備えている。バスタブの壁側には15センチ程度の余裕があり、シャワーカーテンを引いた際の圧迫感を随分とやわらげてくれるし、そこに腰掛けて足浴なども可能だ。バスタブにはピローも用意されている。アメニティはモルトンブラウン。入浴剤や透明石鹸など、内容も充実している。ドレッサーはバスルームからは完全に独立しており、いい雰囲気だった。LANは1日1,200円。駐車場は24時間1,000円で利用可。

サービスもめりはりがあり、人間的で親切な印象だった。国内のハイアットでは、最も好感の持てるサービスを提供している。

ダイニングセットの奥は機械室 ソファとバルコニーへの扉

ゆったりとしたソファ ダイニングテーブル

唯一の窓からの景色は今ひとつ DVDも備える

アーモアとミニバーキャビネット ミニバーキャビネットの上

バルコニー バルコニーから室内を見る

ベッドルーム ライティングデスクとテレビ

ダブルベイシン バスタブ奥のゆとりがありがたい

ビデもある アメニティ

ドレッサー ゲスト用トイレ

バルコニーから客室階廊下を見る シャンデリアの上の部分

バルコニーから見下ろすロビー 客室のアプローチ

和室付近の玉砂利 リージェンシークラブラウンジのテラス

[センチュリーハイアット東京] 950303 970823 990911 991113 000618 000725 001102 010212 021028

Y.K.