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2004.10.05.(火)

ロイヤルパークホテル Standard Room
Royal Park Hotel
哀-4 トップページ
夕景
ロイヤルパークホテルはそのイメージを急速にを変えつつある。ロイヤルパークホテルズのウェッブサイトも新しくしたばかりだが、それが何と感じの悪いことか。生意気そうな女性モデルがホテルを我が物顔で闊歩し、スイートのリビングにふんぞり返っている様は、みっともないを通り越しておぞましい。いったい何を狙っているのか、何を表現したいのか、理解に苦しむトップページだと思う。サイトのトップページは、いわばホテルの正面玄関。センスやサービス理念などを象徴するホテルの顔がこのありさまでは、ロイヤルパークの改革は先が思いやられるばかりだ。

2泊の滞在は概ね快適だった。だが、フロントスタッフのサービスはマニュアル的で、あまり温かさを感じなかった。これは今日に始まったことではない。開業以来、気が利くようでありながら、親しみがあるようでありながら、どこか冷たく事務的だった。だが、中には特別に優秀なスタッフが数名いる。彼らの存在がこのホテルの水準をぐんと引き上げているように思う。マネージャーたちも、どちらかというと権力や地位にシッポを振るタイプで、日本企業のよろしくない慣習を地でいっている。

客室はスタンダードルームだが、正面玄関側だったので、首都高側よりは視界が開け、幅も若干広くて使いやすかった。だが、デスクの上はあれこれ置かれ過ぎて、自分の道具を広げるスペースはほとんど残っていない。滞在中の清掃はまずまず行き届いていたが、バスルームの清掃はやや手を抜いていた。またバスルーム天井にカビが点々と見られたのが残念。2日目の夕方、雲が大変美しいと思ってみていたら、深夜にやや大きな地震があった。建物がきしみ、その音がとても不気味だった。

スタンダードルーム室内 窮屈なデスク

2004.10.05.(火)
桂花苑
Keikaen
楽-1 イメージチェンジ
店の入り口
「ラバンチュール」だったスペースを吸収し、規模を拡大してリニューアルオープンした「桂花苑」だが、大胆にイメージチェンジをした。色彩を抑え、モノトーンのコントラストで演出している。待合スペースを十分にとり、ホール席にはオープンキッチンを眺めながら食事ができるカウンター席も設け、躍動感のある店になった。以前の生真面目な雰囲気から一転、クールな内装になったものの、BGMやサービススタイルなどは、それに釣り合っていない印象だった。サービスが悪いというのではない。むしろ、丁寧で気が利いているのだが、真面目なサービスを続けてきた彼らが、にわかにモダン路線を演じようとしているために、しっくりと決まらない。料理の味は素晴らしい。
店の外観の一部 カウンター席
2004.10.06.(水)
パラッツォ
Palazzo
喜-4 新しいマネージャー
ウェイティングルーム
恵比寿の名店「モナリザ」からマネージャーを迎え、店の格は一層高くなった。町場の店から支配人を迎えるという発想はこれまでにもあったが、これほどに適任で効果が高いのは珍しい。彼の上品で節度あるサービスぶりは、店の空気を引き締めつつも、華麗に彩っている。他のスタッフにもいい刺激となることだろう。料理も素晴らしかった。タイミングを心得ており、安心して身をゆだねられる店だ。
テーブルセット 前菜

[ロイヤルパークホテル] 920608 950502 950604 990327 990808 000809 010125 010713 020308 020504 040718 040808

Y.K.