サービス料18パーセントのルームサービス
2006.01.21(土)
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル Club Level Room
Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel
哀-3

スタンドとミラー シェラトン・グランデ・トーキョーベイでは、現在11階客室の改装工事が行われており、その騒音対策として、10階と12階の客室をクローズしていると聞いていたが、この日は土曜日で工事が休みなのか、珍しく12階のクラブレベルルームにアサインされた。チェックインはロビー中ほどにあるクラブレベル専用カウンターで行われ、金色のネームプレートをつけたベテランの係が担当した。まっすぐ目を見ながら話す姿には知性が感じられ、好印象だった。添い寝の子供はいるか、リゾートライナーの乗車券を部屋付けで用意できるが必要かなど、このロケーションならではの確認もあった。

この日は大雪となり、夕方から2階のメインエントランスが閉鎖されてしまうほどだった。パークに遊びに来た人たちや、ブライダル関係の人たちにはなんとも気の毒な天候だった。

クラブレベルルームは、開業当時のインテリアが残されており、新しく改装された客室と比較すると、はるかに高級感がある。家具や備品など、どれをとってもインターナショナルホテルに恥じないクオリティだ。スタンドやミラーのデザインをひとつみても、存在感と味わい深さがある。窓際のテーブルやデスクの天板は大理石でできており、カーテンは電動。ソファもゆったりとした大型のもので座り心地がいい。80年代後半ならではのきらびやかさが感じられるこの客室も、いずれは改装されてしまうと思うと、いささか寂しい気がする。

クラブラウンジも改装中のため、期間中は2階の「カスケードラウンジ」でフリードリンクやケーキセットのサービスが受けられる。この日、ラウンジの半分はブライダルサロンとして使われているため、いつもなら禁煙席があるのに、全席喫煙になっていた。今時、全席禁煙でも不思議でないのに、禁煙席を設けないとはどういうことか。だが、見回してみると、ほとんどの客が喫煙していることに驚いた。これほど喫煙者率が高い空間は珍しい。これもロケーションによるものだろうか。

翌朝は天気が回復し、窓からは富士山がくっきりと見えた。注文してあったルームサービスの朝食は、時間通りに運ばれてきた。このホテルではルームサービスのサービス料が18パーセントに設定されている。料理の値段そのものだって安くはないのに、更に18パーセントも加算するとは、なんとのぼせ上がっていることか。しかも、注文した和朝食は、コンビニ弁当よりも品質の悪い、業務用のレトルトを皿に移してきたというようなもの。これで客から文句が出ないということなど、ありえないと思うのだが。

 
昔ながらのクラブレベルルーム ベッドは140センチ幅 ナイトランプ

デスクとミニバー 大理石張りのバスルーム アウトベイシン

雪景色 朝の景色 窓からの眺め

 
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 920901 930625 950417 950625 970526 021129 050121 050128 050930 051129 060112


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