朝食券
2006.04.29(土)
ヒルトン東京 Executive Room
Hilton Tokyo
怒-1

やや広いツインルーム これまでエグゼクティブフロアは34階から37階までの4フロアだったが、最近になって32階と33階にも拡大され、合計6フロアになった。開業当時は3フロアだったので、ついに2倍に拡張されたことになる。だが、現在は最上階から順次改装工事に入っており、工事の騒音の影響もあって、稼動できる客室が限定されている。

今回は32階の客室がアサインされた。先日までデラックスフロアだった階だが、室内のアメニティやベッドリネンは、エグゼクティブフロアのものに取り替えられており、それだけでもデラックスフロア時代よりもグレードアップして見える。また、朝食付きのプランで予約したので、チェックインの際に朝食券を渡され、エグゼクティブラウンジでも、朝食券で対象になる施設でも、好きな方を利用していいと案内された。

朝食券には、「マーブルラウンジ」「チェッカーズ」「ルームサービス」のいずれかが利用できると記載されていたので、ルームサービスでアメリカンブレックファストを注文した。朝食オーダー用のシートに、注文内容を記載して、前夜にドアノブに吊るしておけば、指定された時間に届けてくれる。

朝食は時間通りに運ばれてきた。伝票にサインを求められたので、朝食券を差し出した。すると、朝食券では足りないので差額が発生するとのこと。係が差し出した伝票には、アメリカンブレックファストの料金が記載されているのだが、後で調整するのでとりあえずサインをするようにと言う。だが、それには納得がいかない。まず、料金が違っている伝票にサインをするなど、もってのほかだ。サインをする以上、「これで結構で」という意思表示になる。全額支払うつもりなら別だが、疑問のある伝票にサインをするのは危険だ。

そもそも、なぜ差額が生じるのかが不思議だった。朝食券を受け取る際、注文できる商品について、何ら説明がなかったので、レストランでブッフェかセットメニューが注文できるのであれば、それに相当するものなら注文できるものだと思った。実際、アラカルトで好き放題オーダーしたわけではなく、オーソドックスなセットを注文しただけ。そのセットの料金も「マーブルラウンジ」のブッフェより安いのに、差額を請求されるとはどういう仕組みなのか理解できない。制限があるのなら、読めばわかるように朝食券に記載しておくべきだ。

とにかく、このままでは納得がいかなかったので、マネジャーを呼ぶように言って下がってもらった。15分ほどしてアシスタントマネジャーが来て、朝食券の隅に書いてある2100という数字が注文できる料理の値段を示しており、ホテルとしては間違ったことはしていないと主張した。渡す時に説明をするとか、もっとわかりやすく具体的な記載をするという考えはないのか尋ねても、言葉を濁すばかり。結局最後には「今回は差額は結構ですので、どうぞこのままお召し上がりください。」と、折れて気を利かせたつもりのようだったが、すでに冷め切った料理をどうぞと言われて、嬉しいはずがない。

ワゴンは下げてもらうことにして、気を取り直してエグゼクティブフロア用の朝食会場「トゥエンティワン」へ出かけた。顔なじみのスタッフによる気の利いたサービスは、インターナショナルホテルの朝食らしい雰囲気を感じさせる。基本はブッフェだが、頼めばワッフルやパンケーキの注文も受けてくれ、出来立てが運ばれてくる。何もルームサービスなど注文せずに、初めから素直にここへ来ればよかった。

 
 
ヒルトン東京 940505 941018 970301 990628 000411 000518 000528 010512 010901 011231 020629 020630 020704 020806 020831 040311 040602 040621 040628 040908 041228 050106 050219 050322 050327 050403 050417 050528 050624 050909 051228 060114 060408


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