大量発生
2006.05.03(水)
ラディソン都ホテル東京 Luxury Room
Radisson Miyako Hotel Tokyo
哀-1

大きな木とホテル 14時に到着すると、フロントカウンター前にはチェックインの行列ができていた。ベルアテンダントが行列を整理しており、並んだ客にしばらく待つよう告げている。フロントカウンターの中には、4人の係がいるが、そのうち2人は電話中で、実際に手続きに対応しているのはふたりだった。一組ごとに時間がかかり、列はなかなか進まない。

やっと順番が来たと思ったら、今度は部屋が仕上がっていないとのことだった。客室係にどれだけ時間を要するのか聞いてもらうと、確認して折り返し電話がくるということになった。その間、ソファに座って待つように言われたが、一度カウンターを離れたら、今対応していた係は後に並んだ次の客の手続きに入ってしまう。そうなったら、客室係からの電話にも出られないし、手続きが途切れない限りソファまで声を掛けには来てくれないだろうと思ったので、カウンターに立ったままで折り返しの電話を待った。

客室係からの電話によると、まだしばらくは清掃に時間を要するとのことだったので、予約したよりも広い部屋を用意してくれることになった。だが、その部屋には不都合があった。時折、照明が消えたり点いたりを繰り返し、だんだんとその頻度が高くなり、間隔は短くなっていった。客室係を呼んで調べてもらうと、基板が壊れており、工事をしなければ直らないとのことだった。この現象は、たまに起こるらしい。在室中の工事は難しいらしく、部屋を移ることになった。

部屋はバルコニーが付いた40平米のラグジュアリールーム。デラックスルームが36平米なので、面積の差は4平米だけだが、部屋が横に広く、さらに窓が大きいので、その差以上に広く感じる。室内にある備品はほぼ同じだが、ラグジュアリールームには、オットマン付きのソファが加わる。カウチソファもデラックスルームのより大型で、ハの字に広がったユニークなシェイプだ。逆に、室内の観葉植物と間接照明は、ラグジュアリールームにはない。その代わりに、都内でも最大級のバルコニーがあって、そこから庭の木々を間近に感じることができる。バルコニーには、ウッドチェアとテーブルが用意され、都心の風景と庭園を渡る空気を楽しめる。今の時期が一番、快適かもしれない。

ベッド幅は193センチ。天井高は245センチと低めだ。空間に余裕があり、スッキリとしたレイアウトだが、ライティングデスクを兼ねるテーブルが円形で少々小さくて使いにくかった。また、照明のスイッチを消すと、テレビも一緒に消えてしまうのが困った。たぶん配線のミスだと思う。

庭に行ってみると、石の散策路に夥しい数の毛虫がうごめいていた。アシスタントマネジャーが、必死でキンチョールみたいな殺虫剤を撒いて、とりあえずの対策を講じている。マネジャーに「これは蛾ですかねぇ」と声を掛けてみると、「いやぁ、これは毛虫じゃないですかねぇ」との返事だった。ま、確かにそうだけど。しみじみ見ると、どうやらチャドクガの幼虫のようだった。樹木を食い枯らす害虫だ。なぜ大量発生したのかは謎だが、キンチョールでは手に負えないだろうから、専門業者に頼んだ方がいいと思った。

 
ベッドの脇にアーモアがある デスクが小さく使いにくい カウチの形状がユニーク

部屋の中央にはオットマン付きソファ ベッドは193センチ幅 バルコニーのウッドチェア

「カフェカリフォルニア」のカウンター席 マクロビオティックのメインディッシュ マクロビのごはんに添えられた山葵が美味

 
ラディソン都ホテル東京 980815 000728 011110 020118 020329 020519 020927 021108 030505 030510 030524 030621 030728 031004 031111 031228 040401 040402 040407 040530 040904 041010 050225 050401 050406 050409 050521 050807 060416


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