年齢が醸す洗練
2006.09.13(水)
ホテルパシフィック東京 Standard Suite
Le Meridien Pacific Tokyo
喜-2

クールな色調のリビング この日チェックインを担当したのは、40代と思われる女性だった。最近はどのホテルでもフロント係は若い人しかいなくなってしまったので、逆に新鮮だった。そのサービス振りは、若い人には醸し出せない落ち着きと熟練を感じさせ、とてもソフィスティケートされた印象だった。言葉を交わす時の、しっかりと目を合わせて話す仕草にも好感が持てた。若いスタッフに不足があるわけでないが、ちょっと年齢の高い優秀な人が一人いれば、より安心感が得られ、それがホテルのクラス感にも繋がるように思う。

今回アサインされた部屋はいつものスタンダードスイートだったが、いつもはない設備が整っていた。それは、リビングに設置されたオーディオやマッサージチェア。アーモアの上には、やや旧式ながらも、CD、MD、ラジオチューナーを備えたオーディオコンボがあり、アーモアの両脇には縦長のステレオスピーカーが置かれている。音を試してみたいと思ったが、あいにくオーディオソフトの持ち合わせがなかったのでラジオをつけてみたが、ノイズがのってしまい、クリアな音声を楽しむことはできなかった。

マッサージチェアは、結構多機能なタイプが置いてある。リビングルームの余っていた空間に、ちょうどよく収まった感じだ。マッサージチェアもオーディオもなくてはならないものではないし、四六時中使うわけでもないが、そこにあるというだけで、部屋が一層充実したような気分にさせてくれる。

チェックアウト時にわかったのだが、チェックインの際に担当した感じのよい女性は、普段はコンシェルジュをしているそうだ。どうりで見事なサービスタッチなわけだ。このホテルのコンシェルジュは、あまり利用したことがないが、実は有能なのかもしれない。

この日は気温が低く、日中も20度くらいにしかならなかった。翌朝は強風と横なぐりの雨。秋が一歩ずつ近付いて来る。

 
アーモアの両サイドにはスピーカー アーモアの上のオーディオ マッサージチェア
 
ホテルパシフィック東京 000105 000418 000927 020315 020608 030225 030713 030802 031231 050822 051125 060611 060627 060710 060729 060804 060813 060819


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