ロビーはホテルの顔
2007.01.02(火)
センチュリーハイアット東京 Regency Club Double Room
Century Hyatt Tokyo
喜-2

ロビーに飾られた大凧 センチュリーハイアット東京のロビーは、壮麗なシャンデリアや3色の大理石パターンの床など、ヨーロッパの古城をイメージさせるエレガントで華やかな内装が印象的だ。そして、8階までの吹き抜け空間がダイナミックさを感じさせ、よく見ればステンドグラスやミラー張りの壁など、工夫の凝らされたデザインになっている。

最近では、このようなスケールの大きなロビーが少なくなり、邸宅風の落ち着いたロビーや、モダンですっきりしたロビーが増えている。ホテルによって様々な個性が感じられるロビーは、まさにホテルの顔であり、人それぞれに好みもあるだろうが、このような華やかなロビーに足を踏み入れれば、まさにここはホテルだという気分になり、誰しも自然と胸が膨らむのではないだろうか。この日は松の内ということもあって、ロビーもフロントも賑わっていた。大凧や松飾が正月の雰囲気を醸している。

この日の客室は7階のリージェンシークラブルーム。公園側がアサインされることが多いが、今回は都庁側だ。目の前には都庁ビルが立ちはだかっており、景観が遮られているようにも感じるが、遠くから東京を訪れた人にとっては、最も東京らしい建物が見え、そう悪い条件でもないかもしれない。都庁以外にも、新宿の高層ビルがいくつか見え、都心ならではの景観が望めるが、都会暮らしの身の上では、どちらかというと公園側の方にありがたみを感じる。

室内は見慣れた雰囲気だが、前日に泊まった渋谷エクセル東急と比べると、まるで天国の心地よさ。レイアウトは標準的なものだが、7階は8階と違って窓上に梁がある。室内は静かだったが、夕方、ロビーから獅子舞の音が聞こえてきたので、それに誘われて廊下に出てみた。リージェンシークラブフロアの廊下は、アトリウムロビーを見下ろせる設計になっており、ロビーの活気を肌で感じることができる。

リージェンシークラブラウンジは、明らかにいつもとは違った雰囲気だった。と言っても、違うのは客層だけ。いつもは外国人の姿が目立つが、正月はほとんどがファミリーで、言い争いをする母娘や、走り回る子供など、とても賑やかだった。こうも騒がしいと、いつもの落ち着いたムードが恋しくなる。チェックアウトはスムーズに行われた。溌剌とした接客振りに加え、「今年もよろしくお願い致します」という挨拶があり、とても気分よく出発することができた。

 

窓の上に梁がある7階の部屋 通常レイアウトのベッド カウンタータイプのデスク

窓から見る都庁 「石の文化」を表現しているサブエントランス 松のいけばな

 
センチュリーハイアット東京 950303 970823 990911 991113 000618 000725 001102 010212 021028 031110 040225 040923 050305 050416 050513 051202 060423 060508 060521 060807 060927 061020 061102


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