春の七草粥
2007.01.06(土)
ホテルパシフィック東京 Deluxe Room
Le Meridien Pacific Tokyo
怒-2

朝の景観 雨の激しい一日、コンラッドからはタクシーで品川のパシフィックへ移動した。カーブしたスロープを上がると、正面玄関に差し掛かる少し前で、車は立ち往生してしまった。その時、エントランスには成田からのリムジンバスと、品川と台場の両パシフィックを結ぶシャトルバスが停車しており、後続の車は身動き取れない状況になっていた。

よく見ると、シャトルバスの方はこれから客を乗せる様子。これが出るまで待たされるのはたまらない。かと言って、屋根の掛かっていないこの場所から、重い荷物を引きずって正面玄関まで行くのはもっと勘弁して欲しい。ここまでベルアテンダントが来てくれるとしても、荷物が濡れることは避けられないが、土台、出迎えに来る気はないようだ。

ドアマンはと言うと、慌てる様子もなく正面玄関の前に立っていた。窓を開けてドアマンを呼び、バスを少し前に出すよう頼んだが、バスはあと5分は動かないと言う。それまでの間、迷惑する人がどんどん増えるばかりではないか。とにかくバスをどかすように強く言うと、しぶしぶ対応。そもそも、他の車の通行を妨げるような格好でバスを停めるのが間違っている。

ここのドアマンは何のために自分がいるのかわかっているのだろうか。少なくとも、雨の中、困っている客たちのために積極的に行動する意欲が持てないようでは、ホテルマンとしての資質を疑われても仕方がない。あまりに役立たずのドアマンを見かねて、タクシー運転手が玄関まで荷物を運んでくれた。

この日、用意された客室は、ザ・パシフィックフロアを除いてのレギュラーフロアでは最高階にある37平米のデラックスルーム。大晦日に利用した客室の、ちょうど真下に当たる。何度か利用しているので、目新しさはない。このホテルは、冬の期間中、窓がよく結露する。場合によっては、窓台が水浸しになるらしく、注意書きが用意されていた。

翌朝、雨は上がったが、都心には強風が吹いていた。いつもは早朝から開放しているガーデンも、この日ばかりはクローズ。ふと見ると、ロビー階エレベータホール脇のトイレが改装中だ。立派な石造りだったトイレが、いったいどのようになってしまうのか、なんとなくいやな予感がする。朝食は、いつも通り「ピコロモンド」で。おなじみの料理に加えて、春の七草粥が用意されていた。味はともかく、季節感のあるメニューはちょっと珍しく感じられた。

 

ベッド脇のデスクは小さい ブルーのソファのあるシッティングスペース ミニバーやドレッサーのあるコーナー

春の七草粥 池に浮かんだような「ピコロモンド」店内 天井の意匠が印象的なロビーラウンジ

 
ホテルパシフィック東京 000105 000418 000927 020315 020608 030225 030713 030802 031231 050822 051125 060611 060627 060710 060729 060804 060813 060819 060913 060917 060918 061231


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