アップグレードの法則
2007.03.17(土)
ホテルパシフィック東京 Superior Room
Le Meridien Pacific Tokyo
楽-2

シンプルだが端整なスーペリアルーム メリディアンがスターウッドの傘下に入ってから、ホテルパシフィックに滞在する際は、SPGの特典で部屋をアップグレードされるようになった。だが、どの部屋にアップグレードされるかは、その日の空室状況によるので、チェックインするまでわからない。最高で62平米のスタンダードスイートになるが、特別階パシフィックフロアは対象外。混雑している場合はデラックスルームどまりになることもある。

だが、今回はよほど混雑していたらしく、スーペリアルームが用意された。しかも、いつもより高い料金で予約していたので、ガッカリ度も高かった。でも、こればっかりは仕方がない。混雑している時は、高くても、アップグレードされにくく、逆に空いている時は、安くて、いい部屋が用意される。そういう意味で、ホテルを思う存分満喫するには、出来るだけ安い閑散期がいいというのは、パッケージツアーと同じである。

久しぶりのスーペリアルームはとても狭く感じられた。それでも30平米の面積があり、160センチ幅のベッドが1台しか入っていないのだから、スペース的には余裕がある。デスク周辺は機能的にまとめられており、端整な印象のある部屋だ。窓際にはアームチェアとテーブルがあり、スタンド類を中心とした照明にも、温かさと落ち着きが感じられる。バスルームもシンプルな造りではあるが、シャワーは強力で気持ちがいい。そう思うと、広いけれどわけのわからないシェラトン・グランデ・トーキョーベイの新ルームより、こちらの方がずっと快適で使いやすい。

このホテルの最大の魅力は、品川駅前という抜群の立地条件だが、7,000坪もの広大な敷地と、滝や池を配した庭園もまた素晴らしい。庭園には桜の木もあるが、そのつぼみはまだかたい。館内には、まだホテルが華やかで特別な場所であった頃の雰囲気が幾つも残っている。例えば、石造りのエレベータホールや、バー「エルベンセドール」、バンド演奏付きスカイラウンジ「ブルーパシフィック」などがそうだ。昔見たシーンを回想しながら館内を歩いてみるのも楽しい。

 

ベッドは160センチ幅 デスク周辺 バスルーム

 
ホテルパシフィック東京 000105 000418 000927 020315 020608 030225 030713 030802 031231 050822 051125 060611 060627 060710 060729 060804 060813 060819 060913 060917 060918 061231 070106


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