浮気心
2007.04.06(金)
ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル Club Inter-Continental Room
InterContinental Yokohama Grand
哀-4

サクラとホテル外観 以前は横浜で泊まるホテルと言えば、インターコンチネンタルがほとんどだった。たまには他のホテルの雰囲気を味わってみたいと思い時折浮気をすることはあったけれど、それでもインターコンチネンタルが圧倒的だった。だが、急に足が遠のき、横浜で宿泊する頻度そのものが減った。

かつては、都心からわずかな時間でちょっとしたリゾート気分が味わえ、気軽にリフレッシュできる場所として、みなとみらいをよく利用していた。しかし、都心からのアクセスという点では横浜とそれほど変わらない舞浜にも同様の魅力があるので、最近では舞浜のホテルを利用することが多くなった。舞浜は、平日週末と問わずいつでも賑やかなので、やもすると落ち着かないと感じることもあるが、総じて横浜よりも演出力に長けており、最近はサービスにも熱がこもっており居心地がいい。

一方の横浜は、平日は静かな雰囲気が保たれており、料金的にも手頃なのが魅力だが、静かで落ち着いているという状態を通り越し、あまりに寂れた感じで気が滅入ってしまうことがある。そして、最も具合が悪いのが、その寂れムードにまみれ、サービスまでもがぞんざいになり、ホテル内の空気そのものがよどんだようになってしまうことだ。

とりわけインターコンチネンタルはその状態が深刻である。これまで長年愛用してきた者として、多少の贔屓目というものを持ち合わせていたつもりだが、正直愛想が尽きた。今では、あれほど嫌いだったパンパシフィックがとても素敵に見える。事実、パンパシフィックは様々な努力を重ねており、横浜では群を抜く存在になった。

インターコンチネンタルは、最高のロケーションに恵まれ、建物も豪勢に造られているのに、まるで素人のようなサービスが、その利点を曇らせてしまっている。他のホテルが急速に進化する中、インターコンチネンタルは相対的に見れば後退しているようにさえ感じられるが、これから東京並みに激化する横浜ホテル戦争をいかに生き延びるのかを真剣に考えた方がいい。それには、リピーターを増やし、一度つかんだ客を決して逃さない工夫が必要だ。

 
ホテルの裏側にあるデッキに飾られた花々 デッキへと通じるエントランス エントランスのフラワーアレンジメント

2階フロントカウンター付近 以前は「ティーラウンジ」だった場所 「アジュール」店内

 
ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル 930928 940221 950501 960720 970105 970121 970720 990904 991002 000115 000401 000422 001014 001018 001114 001117 001123 010107 010303 010519 010609 010706 010728 020116 020112 020104 020306 020323 020612 020712 030103 030104 030428 030920 031218 040414 040428 040514 050101 050622 050924 051031 051118


公開中リスト | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |