初夏のプールサイド
2007.05.12(土)
ザ・ナハテラス Executive Suite
The Naha Terrace
喜-3

夕暮れのプールサイド 午前の便で羽田を発ち、ナハテラスに到着したのは昼過ぎだった。スムーズにチェックインを済ませ、まずはプールへと向かった。沖縄といえども梅雨前はまだ真夏の日差しには程遠いが、プールサイドで読書をしたり、ゆったりとしたまどろみの時間を過ごすには、むしろ真夏よりも心地よい。時折吹き抜ける風が肌に爽やかだ。

だが、じっとしているのは耐えられなかった。冷たいプールに体を浸し、ひたすら泳ぎ続けた。最初は引き締まるような感覚だったが、次第に慣れ、ちょうどよく感じられるようになった。小さなプールなのでせわしなく往復しなければならないが、他に人の姿はなくプライベートプールのような気分で泳げるのがいい。1時間半ほど泳ぎ続けた後、プールの中央に浮かんで空を眺めてみた。以前は広々とした空が見えたのに、今では新都心に建ち並ぶマンションが視界を遮っている。ナハテラス裏手の環境はすっかり変わってしまった。

プールの後はクラブラウンジでアフタヌーンティを。オープンエアのテラス席で、亜熱帯の植物に囲まれながら、パティシェ特製のケーキと紅茶を味わう。ここの菓子の味は、沖縄ではもちろん、ホテルスイーツ全体として見てもトップクラスだ。

ロビーに下りてみると顔なじみのマネジャーと出合い、ロビーラウンジでおしゃべりをすることに。こうして久しぶりの再会を喜び、歓迎してくれるのは実に嬉しいものだ。今となっては沖縄のトップシーズンは夏だが、かつては「暑い時に暑いところへなどとんでもない」と避けられていたらしい。そのイメージを覆したのが、夏場に空席が増加してしまう航空会社とのタイアップキャンペーンだったそうだ。現在の夏の賑わいを思えば、かつて夏に閑古鳥だったことなど想像もつかない。

更に、最近の沖縄は開発ラッシュで、オリエンタルヒルズや間もなくオープンする喜瀬別邸、瀬底島に建築中の大規模リゾート、ブセナ近くに計画中のスターウッド系ラグジュアリーリゾートなど、高級志向のリゾートが次々にオープンする。それらに実力と価値が伴っているかどうかは大いに疑問であるが、勢いだけは止まらないようだ。

ブセナテラスも、ブセナビーチとは反対側の静かな入り江を望むオールスイートのタワーを計画していると言う。設備が充実するのは結構なことだが、沖縄が雰囲気だけで中身の伴わないリゾートだと言われないように、高い価値を提供できる力を身につけて欲しいものだ。現状では、残念ながらイメージだけが先行し、値段だけが立派な施設が多い。

おしゃべりをしていたら夕方になった。クラブラウンジへ行き、夕食前の時間を過ごすことに。美しく並べられたオードブルを眺めている時のこと。近くに係が立っていたので、グラスにルイロデレールを注いでくれるよう頼んだ。すると、「ご自身でお取りいただいております」と言われた。これまでそんな冷たいことを言われた経験がなかったのでびっくりしたが、そういう決まりになったというなら仕方がない。

ひとまずオードブルをテーブルに置いて、改めてシャンパンを取りに戻った。ボトルからグラスへシャンパンを注ぐのはキライではない。ソムリエの優雅な動作を真似して、ちょっと気取って注いで見る。結構キマッたぞと一人喜んでテーブルに戻り、ふと見ると、先ほどの係は他の客のためにシャンパンを注いでテーブルへと運んでいた。なんとも感じが悪い。

更に追い討ちをかけたのは、自分で靴を磨こうと思い、道具を貸してくれるように頼んだら、用意がないと言われたこと。立派な料金を取るホテルで、シューシャインサービスがないだけでも驚きだが、道具すら用意していないとはけしからん。だが、部屋に戻ってしばらくしたら、別のゲストリレーションズがシューシャインの道具を届けてくれた。それはそれでよかったが、ある人に頼んだら可能で、ある人だと不可能というのでは困る。

客室は使い慣れたタイプだが、清掃は今ひとつ行き届いておらず、金具や鏡に汚れが残っていたことと、ドライヤーのハンドル部分がひどくべたついていたのが気になった。ベッドのデュベやリネンは心地よいが、マットレスはフランスベッド製で、イマイチ快適ではなかった。

このホテルには男性専用のサウナがあり、クラブフロアのゲストは無料で利用できる。ロッカールーム、リラクゼーションルーム、ドレッシングルーム、サウナからなるが、中の造りはあまり合理的ではない。サウナはリージェント時代の雰囲気がそのまま残っており、大理石を贅沢に使った水風呂やシャワーコーナーが印象的だ。ドレッシングルームには、ミネラルウォーター、充実野菜、健茶王が無料で用意されている。

サウナは受付を兼ねたバイトの青年が一人で取り仕切っているが、メンテナンスが行き届いていない。利用客が少ないにもかかわらず、ゴミ箱は溢れんばかりで、ベイシンの周辺も散らかっており、長い時間放置されていると思われる。常に整頓し、清潔に保つべきだ。

 

部屋の隅に設えられたリビング リビング脇にあるミニバーの棚 窓の方を向いたベッドの背にはバスルーム

リビングからバスルーム入口とベッドを見る ベッドの脇には42インチのTV ワイドな窓に面したライティングデスク

ベッド脇の窓から見るバスルーム シャワーブースからバスタブ越しに室内を見る バスルーム入口から奥を見る

シャワーブースからベイシンを見る アメニティ ウェルカムフルーツ

窓から見る那覇の市街地 遠く海に沈む夕日 小さなプールでスイミング

プールサイドに咲くプルメリア トレーニングルーム フロントロビー

メインエントランスを入ったところ メインエントランスでは花々が出迎えてくれる クラブラウンジのオープンテラス

夜のクラブラウンジ エレベータホール 客室階廊下

サウナ内の水風呂 サウナ内のシャワーブース サウナ内のリラクゼーションルーム

 
ザ・ナハテラス 000303 000820 000923 001101 020129 020813 021226 021227 050119


公開中リスト | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |