混雑特急
2007.09.14(金)
高田ターミナルホテル Single Room
Takada Terminal Hotel
楽-2

瀟洒な高田駅舎 今回高田に滞在するにあたっては、いくつかのホテルが候補に挙がった。最も魅力的だったのはロワジールホテルだったが、あいにく満室。以前にも利用したことのある直江津駅前のセンチュリーイカヤもいいと思ったが、同行者の選択に従い高田ターミナルホテルを予約した。

高田ターミナルホテルは、信越本線高田駅前に位置し、立地条件には恵まれている。翌日も早い時間に出発しなければならないので、駅に近いというのはありがたかった。チェックインしたのは22時半。ロビーはこぢんまりとしており、壁に掲示された観光PRのポスターが、ローカルな雰囲気を醸す。チェックインの際、禁煙室はないかと尋ねたところ、シングルルームは全室喫煙可能とのこと。

客室はシングル以外にもいくつかのタイプがあるようだが、シングルルームはとてもコンパクトだ。居室にあるのはベッドとデスクユニットのみ。ベッドの足元は窓のすぐそばまで迫るが、窓にはカーテンが掛かり窓台もある。ナイトテーブルはないので、ほとんどのものはデスクの上に載っており、狭い机上は雑然とした印象。デスク下の冷蔵庫内にミニバーはないが、容器に入った冷水が用意されている。テレビは15インチの液晶で、壁掛け式のドライヤーもデスク前にある。バスルームは2平米に満たない広さのユニット式。タオルは大小1枚ずつ、アメニティも最低限の用意だ。駅前ながら、夜はとても静かだった。

翌朝は7時過ぎに出発。朝食を食べることは出来なかった。高田駅から「はくたか1号」に乗車したのだが、これがまた非常に混雑していた。指定券を買おうとした時に、満席である上に混雑が予想されることは聞いていたが、これほどとは思わなかった。早めに駅に出向き、ホームで列車の到着を待ったが、すでにかなりの先客がいた。自由席の列はひときわ長かった。

そして、更に都合の悪いことに、並んだ列は喫煙車両だった。だが仕方がない。列車に乗り込んだまではいいが、ひどい混雑でデッキよりも奥に進むことは出来なかった。ラッシュの通勤電車のような状態で、越後湯沢までの1時間を耐えた。タバコの臭いがしない分だけ、通勤電車の方がマシだろう。越後湯沢の駅も混乱状態で、新幹線との連絡口は改札を開放して人を通過させていた。まるで戦争でも始まったのかと思うようなただならぬ雰囲気の中、新幹線への乗り換えもギリギリで間に合った。今夜こそ、快適なベッドで眠りたいと強く思った。

 

シングルルーム デスク周辺 部屋の奥から入口を見る

ユニットバス ロビー 外観

 
高田ターミナルホテル


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