駅上ホテル
2007.12.18(火)
小田急ホテルセンチュリー相模大野 Single Room
Odakyu Hotel Century Sagami-Ono
楽-3

エレベータホールから見た朝日 グリーンホール相模原での公演のため、駅上のホテルに部屋を取った。終演後にも余裕で都心まで帰れる場所だが、この日は終演後に門下生たちとのミーティングを行なうことになっており、終了が遅くなることを考慮して、近くに泊まることにしたのだった。

楽屋入りする前に、とりあえずチェックインをした。昼間だというのに、フロントには外国人のアルバイトが一人いるだけだった。エントランスにも係は不在で、かなり人件費を抑えている印象だ。その割には宿泊料金は安くない。おそらく、駅上という好立地と、ライバルになるホテルが存在しないからだと思われる。

アサインされたのは、予約した通りのシングルルーム。禁煙室をリクエストしてあったが、消臭対応の部屋になった。とりあえず室内の臭いはほとんど気にならないが、廊下はひどくタバコくさい。シングルルームには広さの違う幾つかのタイプがあり、主に柱と壁の位置関係によって、部屋の横幅に差が生じるようだが、今回は最も狭いタイプになった。

照明は、入口のスロットにカードキーを差し込むことで点灯する。窓際の梁に設けられた蛍光灯の間接照明により、室内は十分に明るい。入口脇のクローゼットに扉はなく、ハンガーも3本しか用意されておらず、しかもすべてベタベタしていた。

ベッドは120センチ幅で、マットレスの厚さは18センチ。カバーと一体になった寝具を使用。セットされた枕はひとつだけだが、クローゼットの棚に予備が置いてある。窓は幅75センチ、高さ210センチのスリット風。別段眺めに魅力があるわけではないが、壁一面を窓にしたら、もっと開放的になったことだろう。天井が270センチあることで、現状でも閉塞感はさほどないが、壁に囲まれた部屋という印象は否めない。

デスクはとても小さく、窓の片隅に置かれている。そこに硬いイスがひとつあるだけで、他にくつろげるようなイスがないのは残念。せめてアームチェアがひとつ欲しいところ。デスクには手鏡も用意され、ドレッサーとしての役割もあるようだ。その反対側にはキャビネットに収められた空の冷蔵庫と、2段のチェストに載ったブラウン管テレビが置かれてる。ポットの湯は、チェックイン時には沸いていた。

また、全室に備わった440チャンネル有線放送は今でも健在だ。ミニバーはないが、ドリップコーヒーは300円。エレベータホールの自販機では、ソフトドリンク類が160円で売られている。ドライヤーがバスルームではなく、テレビ下の引き出しにあるというのは珍しい。窓の脇に小さな額装がひとつあるが、両脇の壁には小さなアナログ時計があるだけで装飾に乏しい。その壁掛け時計では用が足りないと考えたのか、ナイトテーブルにもデジタル時計が備わっている。

バスルームは200×140センチで、シングルのバスとしては広い部類だろう。大理石柄のパネルにサーモスタット付きカランと、見栄えも悪くはない。有線放送の音声をバスルームでも聞けるようになっているのはありがたい。タオルは3サイズが1枚ずつで、アメニティは壁掛けディスペンサーを中心に、標準的な品揃え。小さな観葉植物が目を楽しませてくれる。

朝食はデザートレストラン「サロン・ド・テ ロザージュ」で7:00から提供している。和洋のブッフェ形式だが、いずれもなかなか充実した品揃えだ。洋食には新鮮なサラダ、ポトフ、グリル野菜など、野菜料理がとても多いのがいい。客層を見ると、ほとんどが男性の一人客。ビジネスで長期滞在している客が多いようだ。女性スタッフによるサービスも、明るく健康的でだった。

チェックアウトの際は、フロントに2人の女性スタッフがいた。とても丁寧な仕事ぶりで、「伝票は封筒にお入れしましょうか?」と尋ねたり、「またのお越しをお待ちしております」と挨拶するなど好印象で、気持ちよく出発することができた。

 
シンプルな室内 窓側から入口方向を見る ナイトランプも蛍光灯色

テレビの下は引き出し 小さなデスク兼ドレッサー バスルーム入口

窓はスリット風 ベイシンには観葉植物がある バスルーム

窓からの眺め デザートレストラン 朝食

駅に通じているエントランス ロビー フロントカウンター前

 
小田急ホテルセンチュリー相模大野 970913 991128 031212 050114


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