ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ Club InterContinental Deluxe Bay View Room
InterContinental Tokyo Bay
2008.03.05(水)
東京都港区
怒-3

東京で最も眺めのいい部屋のひとつ
 
バッドタイミング 何度も繰り返し利用しているホテルでは、好みに応じたサービスを提供してくれるので、大抵の場合、あれこれと注文をつけなくても快適に過ごせる。ここインターコンチネンタル東京ベイはその最たるもので、一番安心して泊まれるホテルとして高い信頼を置いている。だが、時には互いに波長が合わず、がっかりさせられることもないわけではない。そして、重なる時には重なるものだ。

ここ数回の滞在でつくずくそう思った。1ヶ月ほど前に滞在した時のこと。その日は土曜日で、チェックインの時点からラウンジは混雑し、落ち着かない雰囲気を通り越して、なんだか殺気立っているようにも感じられた。とにかくこの場から立ち去って、静かな客室で寛ぎたいと思った。

幸い、その願いはすぐに叶ったが、しばらくして日課のトレーニングを行おうとフィットネスルームに行くと、信じがたい光景を目にした。狭いフィットネスルームは、器具がところ狭しと並んでおり、もし他に客がいる場合は、互いに迷惑とならないよう、気遣いながら利用するというのが暗黙のルールみたいなものになっている。

この時の先客は5人組。器具を勝手に移動し、ボクササイズをしたり、トレッドミルをタイマー代わりにしたり、大声を張り上げながらルーム全体を占拠するような使い方をしている。他に客が来たら少しは控えるだろうと思って様子を見ていたが、あつかましい使いっぷりはエスカレートする一方だった。マネジャーを呼び注意させたが、どうやらその連中とは顔見知りの様子。やんわりと一言伝えただけで出て行ってしまったため、何の効果もなかった。

騒いでいる客も客だが、それにきちんと対処できないマネジャーの方に腹が立った。他の客に多大な迷惑が掛かる行為をした時点で、その行為をした者はもはや客ではない。それも明らかに目に余る行為であるのだから、厳しく対応してもらわなければ困る。これではトレーニングは不可能なので、早々に退散することにし、ラウンジにマネジャーを呼んで強く文句を言った。

それでも不愉快さは収まらないが、時間になれば腹は減る。ゲストリレーションズにレストランの予約を頼んだ。それはレストランに対して、ことの次第を伝達し、フォローの機会を与えるためでもある。だが、新米のゲストリレーションズに、そんな機転は利かなかった。

レストランでは禁煙席がないと言われ、それ以上のフォローは何一つなかった。仕方なくと言っては申し訳ないが、度々利用していささか飽きていた「C4U」に行き、食べなれた料理を注文。予測の付く味そのものだったけれど、サービスが快適だったので気分もよくなった。

部屋に帰るとターンダウンが済んでいた。ベッドに入るとなぜかデュベがゴワゴワする。違和感に耐えられず、デュベカバーを外してデュベ本体を見ると、ほころんだところをガムテープで修繕してあった。なんという姑息な手段だろう。あて布をするのならわかるが、ガムテープはいただけない。そうこうしているうちに上の階から激しい足音が響いてくるしで、まったくもって踏んだり蹴ったりの滞在だった。

それから数週間経ったころ、フィットネスルームのホテル直営を取りやめて、テナントとして外部企業が運営することになったとの知らせが届いた。現代のインターナショナルホテルに、フィットネスルームは欠かせない設備だが、それを放棄するとはどういうつもりだろうか。しかも、テナントになると会員特典で利用することが出来なくなると書いてあった。フィットネスはないし、LANは高額では、利用する気が半減してしまう。

そして久しぶりに泊まりに来たこの日は、フィットネスルームが利用できる最後の日だった。深夜に器具を入れ替えるとかで、それまでは自由に使っていいと案内された。他にも利用客はいたが、前回のような馬鹿騒ぎをすることはなく、皆黙々と自身のトレーニングに勤しんでいた。これが通常のホテルジムの雰囲気である。そしてまた懲りずに「C4U」で夕食をとった。

この日の客室はいつものベイビューデラックスルームだが、内装が微妙に変わっていた。そう、まことに微妙なので、一見しただけでは気づかなかった。最初に気づいたのはソファの柄だった。いつもの日に焼けた生地ではなく、まだ新しい生地が張られている。次に壁紙の違いに気が付いた。

他にはどこか違ってやしないかとくまなく探したが、残念ながらその2点がすべてであった。あとは、お茶のセットがなくなり、代わりにドリップコーヒーとマグカップが備わった。ほんの少しであっても、新調されると気持ちがいいものだ。翌日は午前中にアポイントがあったので、その時間に合わせてチェックアウトした。

エントランスで顔なじみのドアマンと出会い、急いではいたけれど、せっかく会ったので少し立ち話をした。彼は以前ラグビーでもしているのかというような体つきをしていたのだが、久しぶりに見たらほっそりと痩せていた。がっちりしている方が似合う感じなのにどうしちゃったのか尋ねると、足にウェイトを巻いて仕事をしていたら減量したのだという。まあ、余分なものが落ちたというのなら結構だが、体調でも悪いのかと思って心配になった。

他にも劇ヤセしたスタッフが数人いるが、無理が続けば体調にも悪影響だろうから、体調管理だけは自分でしっかりとして欲しいものだ。もっとしゃべっていたかったが、タイムリミットなのでタクシーに乗り込んだ。

行き先を告げて車が走り出してから、部屋に携帯電話を忘れたことに気づいた。運転手にもう一度ホテルに戻ってくれるよう頼み、そのままエントランスで待機してもらって、ベルデスクへ行って事情を説明した。だが、何を勘違いしているのか、係は紛失物の書類を作成し始めた。

こりゃダメだと思い、クラブラウンジに電話を回してもらい、部屋から携帯を持ってきてくれるよう頼んだ。すると今度の係も「どのような携帯電話でしょうか」と尋ねてくる。あまりの要領の悪さに「はぁ?」と返答すると「携帯電話会社ですとか、何か特徴のようなものを教えていただけますか?」と重ねて聞かれた。

ほんの数分前にチェックアウトした部屋に忘れたものを取りに戻ったと説明し、しかもナイトテーブルにあると場所も具体的に言っているのだから、マスターキーを持って部屋に行き、ナイトテーブルに一台だけしかない携帯電話を持ってきてくれればいいだけなのに、どうしてこうも複雑な話になっちゃうのだろう。そりゃ、部屋にうっかり忘れ物をした方が悪いけれども、こうも飲み込みの悪い係に連続して当たると、いい加減辟易だ。

 
42平米のデラックスルーム ファブリックを交換したソファ 菊の柄だろうか

「C4U」のオードブル 「C4U」のケイジャンチキン 「C4U」のデザートプレート

 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ(公式サイト)
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