ホテル日航新潟 Nikko Floor Deluxe Single Room
Hotel Nikko Niigata
2008.06.29(日)
新潟市中央区
喜-2

部屋から見下ろす信濃川
 
忙しいほどに燃えるフロント係 村上でピアノの特別ゼミクラスをレッスンした後、後援会の方々と岩船郡の和食店で食事をし、新潟市内に戻ったのは午後10時を過ぎていた。ホテルは今回も日航新潟。最近はここが定宿になりつつある。

チェックインのためフロントに行くと、カウンター内に係は2名いたが、ひとりは接客中で、もうひとりは電話応対中だった。接客中というのは、滞在客のカップルに周辺案内をしている様子だったのだが、そのカップルの方が気を利かせて、係に対しこちらに対応するよう促してくれた。

仲のよさそうなふたりに笑顔を向けながら軽く会釈し、差し出されたレジストレーションカードに記入しようとしたら、サインだけでいいとのこと。予約されていたのはレギュラーフロアのデラックスシングルだったが、ここで差額を払ってニッコーフロアにアップグレードしたいと申し出ると、すぐにアサインをしなおしてくれた。

あまり手間を掛けては、周辺案内が中断しているカップルに申し訳ないと思い、チラチラ様子を伺っていたのだが、ふたりはガイドブックを見ながら楽しそうにしているので、さほど慌てる必要はなさそうだ。担当したフロント係はというと、夜遅いのに元気ハツラツで、明るい体育会ノリ。忙しいほどに燃えるタイプらしく、頼もしい男だ。

彼は、ルームキーとともに、1枚のプリントを差し出し、「大変申し訳ないんですが・・・」と切り出した。何かと思えば、部屋備え付けのパソコンに関する知らせだった。この日を限りに部屋備え付けパソコンは廃止され、新しい液晶テレビに入れ替わることになっているのだ。「そのことなら、サイトに書いてあったのを読んで来たので大丈夫」と答えると、元気に「ありがとうございます!」と応じてくれた。

用意された客室は29階の川側デラックスシングル。これまで、建物の側面にあるスーペリアシングルは利用したことがあるが、川側シングルは初めてである。面積は23平米。2名利用向けにエコノミーダブルという販売の仕方もするようだが、この部屋は1名セッティングになっている。

ツインルームと同じ奥行きで、幅だけが狭いため、かなり細長くてウナギな部屋だ。この部屋の一番の特徴は、床から広がる大きな窓である。客室最上階なので梁がなく、カーテンが270センチある天井から下がっているために、窓も天井まであるのかと思いきや、意外と低いところで終わっている。それでも、足元から信濃川が見える窓というのは興味深い。

ベッドは140センチ幅で、壁に寄せてあり、足元を窓に向けて設置してある。寝具はレギュラーフロアより上等のようだが、同じくカバーと一体化したもので、都度替えデュベカバー仕上げではない。添えられた2色のクッションと、チェック柄のスローケットがアクセントになっている。

ベッドの前にはアームチェアとテーブルがあり、デスクユニットは壁に向けて置かれている。ポップアップ式のミラー、20インチ液晶ディスプレイ、湯沸しポットなどが載っていて、デスクトップ自体にはあまり余裕がないので、作業をする前にちょっとした片付けが必要。デスク下の冷蔵庫にはビール、ミニボトルリカー、ソフトドリンクの他、さすが新潟、清酒が用意されている。ミネラルウォーターは280円だが、エレベータホール脇の自販機には230円で売っていた。

バスルームは150×200センチのユニット。バスタブにはサーモスタット付きカランを備え、フェラガモのアメニティやバスローブも用意する。室内設備的には、側面のスーペリアと同等だが、こちらの方が3平米広く、窓が大きいというメリットがあるために、デラックスとなっているようだ。

朝食はガラガラだったが、窓際にはおっさんが並び、若い客や女性は内側に座っている。この規則性は一体なんだろう。席は係が決めて案内しているので、係の趣味とか主義とかなのかもしれない。和洋のブッフェだが、和が充実。オムレツはオーダーごとに作ってくれるが、プレーンかチーズのみ。カトラリーも含め、完全にセルフサービスで、食事中サービスらしいサービスは一切なかった。

チェックアウト後は「桃李」でランチを。いつも飲茶ばかりなので、たまには違うものをと「美食セット」2,600円なるものを注文。サラダ、スープ、あわび、マーボ豆腐、かゆ、アーモンドゼリーという内容で、特にとろみスープがいい味だった。料理の盛り付けも美しく、サービスにも滞りがなかった。快適な滞在だった。

 
床までの窓が印象的 部屋は細長い構造 クッションが添えられたベッド

デスクユニット アームチェアとテーブル 冷蔵庫と引き出し式ラック

ベイシン前のミラー ベイシン バスタブ

バスアメニティ クローゼット内の引き出し 入れ替え用の新しいテレビが並ぶ廊下

ホテルの影がのびている 信濃川と日本海 エレベータホールには日光が差し込む

朝食 オムレツ(ケチャップはキライなのに掛けられてしまった) ランチに出たアワビ

 ホテル日航新潟(公式サイト)
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