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ヒルトン東京 Deluxe Floor Junior Suite  
Hilton Tokyo 2010.01.03(日)
東京都新宿区 楽-3

客室内

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デラックスフロアのジュニアスイート


エグゼクティブラウンジの入口にあるカウンターでは、チェックイン・アウトの他、滞在中のさまざまな要望を聞く窓口にもなっている。小さなカウンターにイスはなく、係も客も立ったまま。その方がスピーディーな対応ができ、スペース的にも無駄がないのだろうが、いささかそっけない感じもする。

なので、いつもカウンターではなく、ラウンジ内のイスに落ち着いてからチェックインをする。イスに座っていれば、しばらく待ったとしても、いずれは係がルームキーを持って来てくれるのだ。

だが、この日は係がひとりしかいなかった。しかも、チェックイン・アウトが重なり、バタバタしている様子。加えて、部屋の仕上がりに遅れが生じているらしく、一組ごとの客への細かい対応に追われていた。

幸い、急かして部屋に入らなければならない事情はなかったので、ラウンジでセルフサービスの飲みものを取って、様子をうかがいながらのんびり待った。

やがて係が汗ばみながら持ってきたルームキーは、エグゼクティブフロアのレギュラールームのものだった。今回は少し広い部屋がいいと思い、デラックスフロアのジュニアスイートを予約してあったので、エグゼクティブフロアにアップグレードされても、部屋が狭くなっては困る。

改めて係が調べた結果によると、12階のヒルトンフロアにあるジュニアスイートならすぐに用意できるとのこと。しかし、予約よりもグレードの低い部屋で妥協するのも気が進まない。というわけで、時間はたっぷりにあげるので、予約通りの部屋を用意するように頼み、遅い昼食に出掛けることにした。

向かったのは日本料理「武蔵野」。ラウンジから予約を入れてもらったが、天ぷらと鉄板の両カウンターはすでに満席で、用意されたテーブル席で天ぷらを注文した。

最初に正月風の先付。続いて造り。そして揚げたての天ぷら盛り合わせが、ご飯や赤だしとともに運ばれてきた。シンプルだがいい味だった。

先付

造り

天ぷら

食事を終えてラウンジに戻ると、部屋の準備が整っていた。アサインされたデラックスフロアのジュニアスイートは44平米。スイートと呼ぶには違和感が残るが、レギュラールームの1.5倍ほどの面積があることを考えると、このゆとりは価値ありだ。

リビングから室内奥を見る

入口から扇型に広がる客室は2面の窓を持ち、それらにはヒルトンらしい障子と襖があしらわれている。室内は改装が済み、ヒルトン共通の温かみのあるモダンテイストになったが、装飾性が排除され過ぎて殺風景の一歩手前。特に、真っ白なだけの壁がもの足りない。

ベッド側から室内を見る

リビングスペースにあるのは、レザー張りのソファとローテーブル。クッションが添えられているが、座面の形といい、背もたれといい、心地よくくつろげるようには設計されていない。また、すでにレザーが傷みはじめているのも見た目にはマイナス。これよりは改装前のソファの方がよかった。

リビングのソファ

だが、ベッドの寝心地は以前より格段に向上した。マットレスやベッドリネンもスイート用の特別なものを使っているような気がするが、確かなことは不明。このベッドはニーズによって、ハリウッドツインにもオーバーキングにもメイクできるようになっている。

ベッド

デスクはベッドサイドに据え付けてある。デスクトップの奥行きがもの足りないが、幅は十分。2段の棚も小さいながら重宝だった。イスは肘掛付きのオフィスチェアで、高さ調整やリクライニングが可能だ。

デスク

テレビは37インチ液晶で、DVDプレイヤーもある。照明はスタンドが一切なく、リビングにはハロゲンのダウンライトがふたつだけと、コントラストはあっても暗すぎると感じることがあった。リビングにフロアスタンドがひとつあれば、かなり印象は変わるだろう。

バスルームはほとんど以前の雰囲気を留めているが、ベイシン上にハロゲンのダウンライトを加えたり、シャワーカーテンレールをカーブのあるものに替えたりして、より快適に使えるよう工夫してある。ベイシンに以前からあるバニティミラーは、改装時に取り去られずに済んでよかった。

ベイシン

バスアメニティはスイート仕様の大型サイズで、バスローブやスイート用スリッパなども常備している。クラブツリー&エブリンのアメニティは、爽やかな香りで品質もよい。特に固形ソープは、しっとりとした使い心地で洗顔もOKだ。

バスアメニティ

快適な滞在を終え、あっという間にチェックアウト。37階のエグゼクティブラウンジまで上がるのも面倒に思い、1階のフロントで支払いをすることにしたが、フロントの係は無愛想だった。顔を上げもせず、笑顔のかけらも見せないまま、淡々としていた。この日はベルやドアアテンダントも仕事ぶりが素人くさく、頼りにならない印象。以前のようなヒルトンに戻る日は来るのだろうか。

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