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シェラトン都ホテル東京 Superior Room  
Sheraton Miyako Hotel Tokyo 2010.02.03(水)
東京都港区 楽-3

ラウンジ「バンブー」のレモンスカッシュ

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1フロアだけ改装されたスタンダードフロア


このホテルでは、フロアのデザインクオリティと部屋の広さを基準に客室カテゴリーを分けている。2階から6階までがスタンダード、7階はフロアセブン、8階から12階まではプレミアムという、3種類のフロア分類になっているが、フロアセブンとプレミアムのラックレートは同じなので、価格帯としてはスタンダードとそれ以外に二分される。

なお、改装が順々に進むに連れ、そのコストがどんどん削られていった様子が、それぞれの客室を比べると手に取るようにわかる。最初の気合いはどこへやら。徐々に安普請になってきた。一方で、デザイン優先で使いにくかった部分が改善されるなど、利便性には意識を注いでいるようだ。

この度、スタンダードフロア5フロアのうち、6階の1フロアだけが改装を終えた。カテゴリーとしては低いクラスになるが、新しい部屋を試してみてはどうかとフロントで勧められ、それに同意してみた。

36平米の改装済みスーペリアルーム

第一印象は気に入った。プレミアムほどくどくないし、フロアセブンほどさっぱりもしていない。ほどよく装飾性があり、色使いもなかなかだ。デザインのテイストとしては、プレミアムに近い。それは、窓枠の両側に設けられた格子や、楕円形に張り出したデスク、カウチソファの背面にある大きなミラーなどに象徴される。

窓枠の両脇の格子が印象的

カーペットやカーテンは共通のものを使っているが、壁紙はフロアセブンのものに近い。照明はフロアスタンド、デスクスタンド、ナイトランプ、ミニバーのスタンドの4点のみだが、暗くて不自由するということはなかった。

ベッドは全室に導入済みのシェラトン・スイート・スリーパー・ベッド。ベッドボードには格子柄を用い、中央のナイトテーブルは、改装済みの部屋としては最も使いやすい。結局、一番ありきたりなものが、一番使いやすいということだろう。読書灯はベッドボードの両端に設置されたが、位置的になんとなく邪魔。やはりこれも中央から延びている方が使いやすい。

ベッドは以前と同じ

デスク側の壁には、ロングカウンターを設け、その上に液晶テレビを置いている。DVDプレイヤーは備えておらず、貸出は有料だという。冷蔵庫ケースの隣には、引き出し付きのバゲージラックが設けられ、荷物置きや収納が使いやすくなった。

窓際から室内を見る

デスクはカウンターから迫り出している。2種類のイスを添えているが、いずれもキャスター付きのオフィスチェアではない。窓に近い大きなイスをカウンターに向くよう置き換えると、目の前のミラーと共にドレッサーに早変わり。小さな引き出しはコスメ整理にも使えそうだ。しかし、イスは結構重いので、向きを変えるのも一苦労だ。

ディレクトリーはラックに立てて置けるので、場所を取ることがなくなった。カウンターの一部分がくぼんでいて、小物トレーの役を果たしているのも便利。卓上の空きコンセントは2口ある。デスクスタンドは調光不可だが、ルームライトスイッチとは独立している。

デスク

カウチソファは、プレミアムフロアのものよりも大きく、足を延ばしてくつろいで座れる。背後に観葉植物を置いているのは上層階と同じだが、間接照明は取りつけていない。添えられたテーブルも、より大型で使いやすくなった。

カウチソファ

残念なのはバスルーム。まったく手を加えず、昔ながらの古いままである。広さ的にはまあまあだが、やや老朽化している感は否めない。また、ベイシン上の蛍光灯だけに頼っている照明も、古臭さを増大させている。ベイシントップは石製だが、床と壁はビニールクロス。柄にも昭和のにおいが感じられる。

ベイシンとトイレ

バスタブ周囲だけは白いタイル張り。シャワーヘッドは角度が変えられず使いにくいが、これは上層階でも同じ。ベージュのバスタブと蛍光灯は似合わない。

バスタブ

バスアメニティは、スタンダードフロアと同等。プレミアムフロアと比較すると、入浴剤、バスローブ、体重計、コーヒーメーカーが割愛されている。

バスアメニティ

後にフロントを横切った際、係に使い心地を尋ねられたので、室内はなかなかだが、バスルームがいまひとつだと答えた。すると、バスルームも翌年までには改装し、新しいフロアにする予定があるとのことだった。ぜひ心地よくていつまでもいたくなるような、すてきなバスルームにしてもらいたい。

ラウンジ「バンブー」で、ヘルシーな軽食はないかと尋ねたら、生春巻を勧められた。野菜たっぷりで、オイル控えめ。確かにヘルシーだ。しかし、太巻きのようにぶっとくて、くわえるとまるで恵方巻状態になる。かといってナイフを入れると崩れてしまうのが難点だった。

生春巻

ロビー他、いくつかの場所には、恒例の雛飾りが施され、行き交う人の目を楽しませている。伝統行事と伝統美。生の菜の花、桃の花も添えられ、華やかだった。

ロビーの雛飾り

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シェラトン都ホテル東京

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