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ANAクラウンプラザホテル成田 Deluxe King Room  

ANA Crowne Plaza Narita

2011.10.17(月)
千葉県成田市 怒-1

ロビー

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痛いじゃないか、ベッド中央の突起


ここのところ、成田での宿はヒルトンの決めている。空港付近にあるほとんどのホテルに泊まってみたが、ロビーを始めとしたパブリックスペースの立派さでは群を抜いており、客室やフィットネス施設も使い勝手がいいし、ヒルトンHHonorsの特典も魅力的。だが、決め手は屋内駐車場の存在だ。

その他、ANAクラウンプラザ、日航、東急、ビュー、東武、マロウド、ラディソンなどが続くわけだが、最近ではヒルトンが満室もしくはべらぼうに高い時以外は、他に泊まる機会がない。そんな中、久しぶりの浮気をしてみた。ANAクラウンプラザホテル成田。成田全日空ホテルからのリブランド以降、初めての滞在である。

外観

くの字に曲がった銀に輝く外観は、いかにも航空会社らしいシャープなデザイン。古いホテルが多い成田地区の中では、どちらかというと近代的で都会的な雰囲気を醸しているホテルである。豊かな緑とのコントラストもよく、一見すると高原リゾートのような趣きも感じられる。

ロビー

ロビーは大理石造りだが、スッキリとした印象。ゆったりとカーブした階段が2階へと通じ、ロビー中央は2層の吹き抜けになっている。天井は曇りガラスを用いたトップライトが設けられており、時間帯によって異なる色彩と光がロビーに降りそそぐ。

ロビー天井

フロントカウンターは間口が広く、一度に多数の客と接することができる造り。国際空港に近いホテルらしく、フロントカウンターに自動外貨両替機が設けられている。ロビー中央にはシックな色調のソファセットを置き、くつろぎの空間としながらも、クラウンプラザらしいテイストを感じさせている。

フロントカウンター

また、メインエントランス脇には、ブランコに乗った態度のデカいクマがおり、訪れる人々の微笑みを誘っている。ロビーに関しては、全日空ホテル時代とそう大きく変わったわけではなく、ちぐはぐな改装をしてバランスを欠いてしまったような印象もない。

態度のデカいクマ

だが用意された客室はいささか妙だった。ルームタイプとしては、広めの部屋が並ぶ表側のデラックス。広さは約30平米で、レイアウトとしてはさほど変わったところはない。だが、ツインルームだったものを、むりやりキングベッドルームに改めたらしく、ベッド周辺に限っては相当のムリが見受けられる。

デラックスルーム

マットレスやデュベなどはキングサイズ仕様なので、なんら問題ない。クラウンプラザらしいツルツルとしたベッドリネンに、モコモコした枕、そして鮮やかな色の2種類のクッションが添えてあり、寝心地としては悪くない。だが、ベッドボードには正直呆れた。

ベッド

このツイン仕様のベッドボードは、2台のベッドを並べるためにデザインされている。中央にナイトテーブルを配置して、シングルベッドを2台置く分には完ぺきだ。だが、キングベッドを中央に寄せて置くとなると、ちょうど頭の部分にナイトランプやコントロールパネルがあって、邪魔で仕方がない。

ベッド

その上、両脇に置かれたナイトテーブルには、手が届きにくいし、遠く離れた読書灯もまた、とても使いにくい。夜中に寝ぼけて起き上がろうものなら、ナイトランプに頭をぶつけて痛い思いをすることになる。改装するのなら、中途半端なことをせず、きちんと完成させるべきである。

デスク

デスクは独立型で、ベッドと並んだ場所に置かれている。ポップアップ式のミラーがあり、ドレッサーとしても役立つ造り。添えられたイスがキャスター付きなのは珍しいことではないが、デスク本体にもキャスターが付いており、簡単に向きを変えられるようにしてあるのは面白い。

テレビ

ベッドの向かいにはテレビキャビネット。下は冷蔵庫やティーセットなどが収納されている。冷蔵庫にはソフトドリンクやビールなどが備わっており、棚にはスナック類や無料のインスタントのコーヒーセットもある。

窓

窓際にはアームチェアふたつと丸テーブル。コンパクトな室内ながら、くつろげるスペースが用意されているのはありがたい。窓は2重の防音構造だが、結露がひどく、眺めの一部は遮られる。表側の部屋からは、自動車道がよく見える。

ベイシン

バスルームは、ベイシン、トイレ、バスタブが横に並ぶ細長い構造。ベイシンは独立した感じの配置になっており、下の市松風模様が印象的。ドライヤーは壁掛けの旧式だ。

ベイシン

バスタブは160センチのロングサイズ。隣りにトイレが並んでいるが、これを好まない女性は少なくないと聞く。バスルームに関しては、既存のまま使われており、特に目新しいところは見受けられない。

バスタブ

バスアメニティはクラウンプラザ共通のアイテムで揃えている。デラックスルームにはミニボトルのシャンプー類もあるが、レギュラールーム用の大型ディスペンサーボトルのものも置いてある。タオルは3サイズが2枚ずつ。厚手で肌触りもなかなかだ。

バスアメニティ

クラウンプラザで最も魅力的なサービスがスリープアドバンテージプログラム。安眠や熟睡を誘うために工夫されたプログラムで、就寝前と起床時それぞれに効果的な茶や、発泡性の入浴剤、アイマスクの他、アロマストーンのサービスもある。旅の快適さは眠りの質に大きく左右される。寝心地のいいホテルはすなわち居心地がいい。

アロマ

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ANAクラウンプラザホテル成田

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