ゴードン・ラムゼイ at コンラッド東京

コンラッド東京は、汐留の高層ビルにあるラグジュアリーホテルです。館内には3つのレストランがあり、いずれも高層階からの都会的な眺めとともに洗練された料理とサービスが味わえる店として人気を博しています。

場所柄、平日は外国人やビジネスでの利用が多いようですが、週末には一転してカップルやグループで賑わいます。
いずれの店を利用するにしても、高級ホテルらしい落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しみたいと思うなら、がぜん平日がお勧めです。

今回訪ねたのは、モダンフレンチレストラン「ゴードン・ラムゼイ」。スコットランド出身の有名シェフの名がそのまま店名になっており、アジアで唯一、彼のスペシャリテを味わえるのが、ここ東京の「ゴードン・ラムゼイ」です。

ゴードン・ラムゼイ氏は、元プロのサッカー選手という異色の経歴を持っていますが、そのアスリート精神は、料理人になった今も保ち続けているようです。

彼は短気なことでも知られており、従業員に厳しく当たったり、物を投げつけたりと、激しい気性を隠すこともしませんが、それがプロの現場では当たり前なのかもしれません。

ロンドンでは、チェルシーにシグネチャーレストランを構える他、最高級ホテルのクラリッジのダイニングをはじめ、さまざまな形態の店を展開しており、最もホットで有名なシェフとして通っています。

東京の店は、ロンドンの旗艦店と比べると明らかにクラスが違うと感じるほど印象が異なりますが、東京には東京ならではの魅力があり、私が気に入っている店のひとつです。

今日は、連休明けのお給料日前だからか、お客が少なく静かな雰囲気でした。
ホール席は、天井が8メートル近くあるダイナミックな空間で、イス席とベンチシートがありますが、夜はやや照明が暗すぎるように思います。

落ち着いた食事にお勧めなのが、シェフズテーブル脇に3つあるボックスシートです。

半個室状になったボックスからはオープンキッチンがよく見え、炎が勢いよく上がっているカマドからエキサイティングな活気が伝わってきます。

夜のコースは3種類。9,800円から22,000円までと開きがありますが、料理の質や満足度を考えると22,000円のコースが最も値打ちがあります。

でも、今日はちまちまとしたコースよりも、ガツンと力のある皿が楽しみたかったので、アラカルトからチョイスしました。

アラカルトは、すべてコースの品々と重複しているのですが、ポーションに差があり、迫力が違います。
給仕長と相談しながら、品数とボリュームを調整していくのも、こうしたレストランの楽しみのひとつです。

ワインは、あまりたくさんは飲めないので、グラスで何種類かを楽しむことにしました。
そのチョイスはソムリエ兼マネジャーに任せたのですが、妙に値段が高いものを選ぼうとはせず、オーストリア、カリフォルニア、イタリアの評判のいい銘柄を勧めてくれ、料理との相性も満足でした。

料理もすべて素晴らしい出来栄えでした。
それぞれの料理は、卓上に運ばれてから、丁寧に作られたソースで仕上げられます。

アミューズ

冷前菜

温前菜

魚料理

肉料理

デセール

サービスには、折り目正しく引き締まった一面と、くつろいだ雰囲気とを兼ね備えており、テーブルへの干渉もスムーズで、心地よい時間を演出してくれました。

この店をこれまで何度も利用した中で、今日が一番満足でした。