Ostrea 銀座

3月3日。この日は終日、エレクトーンシティ渋谷のスタジオにこもって稽古三昧でした。
エレクトーンシティ渋谷にはライブ感覚のコンサートができるホールがあるので、そこで時折演奏会にも出演しますが、普段はホールの裏側に並んだスタジオのどこかで、稽古に没頭しています。

今回使っていたスタジオには4台のエレクトーンが並んでいるので、アンサンブルの練習もできますが、私はもっぱら一匹オオカミですので、1台しか使いません。

午後はソプラノの伊藤真友美さんとのリハーサル。実際に合わせながら曲を練っていきます。
予定していたプログラムの曲も、演奏してみると感じが違ったりして、その場で曲を入れ替えることもしばしばです。
今回も、何曲かがボツになって、その分、あたらしい曲が加わりました。
あたらしい曲は、またスコアから仕込みなおさなければならないので大変ですが、よりよい演奏会にするためには必要な過程です。

稽古を終えてから、あたらしくなったヤマハ銀座店へ。華やかな銀座通りにあっても見栄えするビルになっていました。
1階ではちょうど女性の演奏家によるエレクトーン演奏が行われていて、用意されたイスは満席。立ち見のお客さんも熱心に見入っていたのが印象的でした。

私も弾きたくなっちゃいましたが、楽譜売り場に急いで、必要なオーケストラスコアをパパッと探し、すぐに店を後にしました。

次に向かったのはスワロフスキーが目印のビル。
今夜は素敵な方と夕食の約束があり、スワロフスキーで待ち合わせでした。
時間通りに落ち合って、8階にあるオイスター料理の「ostrea」へ。

エレベータを降りるとすぐに店内なので、ちょっと下見に・・・と上がっていっても、元気いっぱいの「いらっしゃいませ~」に迎えられ、入らずにはいられない雰囲気になります。

正面には様々な産地の牡蠣がディスプレイされ、食欲をそそります。
案内されたのは禁煙のホール席。大きな窓がありますが、あまり眺めはよくありません。店内はカジュアルな雰囲気で、照明が効果的に使われています。

サービスは若々しくエネルギッシュ。また、天井が低く声がよく響く構造であることも手伝って、周囲のお客さんもエネルギッシュにヒートアップしてました。ゆっくり会話を楽しもうというには、やや落ち着きが足りないかもしれません。

料理は何といっても牡蠣。正直、たくさん食べて大丈夫だろうか・・・と不安がありましたが、ここまで来て遠慮するなんて、草津まで来て温泉に入らないようなもの。世界中の産地から運ばれた牡蠣を7種、フレッシュで食べ比べてみました。

牡蠣もこうして食べ比べるとそれぞれの味わいがわかるんですね。
一番気に入ったのは、北海道厚岸産の「丸えもん」でした。

その後は温かい前菜を2種類、クラムチャウダー、牡蠣のフライ、オーブン焼き、ロックフェラーの盛り合わせ、牡蠣のリゾットを注文。


最後はタルトタタンで締めました。

カジュアルな普段使いの店にいいかもしれません。