6/1 横浜オペラ 第4回公演

6月1日は横浜でオペラ気分を味わってみませんか?カルメン、蝶々夫人、椿姫、トゥーランドットの名アリアたちと、ドン・カルロのハイライトを演奏会形式でおおくりするコンサートです。

オペラのオーケストラパートがエレクトーンで演奏されることは、今では珍しくなくなりました。可能であるなら元の形のままオーケストラで演奏するべきですが、エレクトーンなら規模の小さな公演でも、オリジナルに限りなく近い臨場感を醸し出せるというメリットがあります。

しかし、エレクトーン用の楽譜は市販されていないので、奏者にとって初めての作品を演奏するには、気の遠くなるような準備期間を耐え抜かなければなりません。加えて稽古にも時間を割かれるので、よほどオペラが好きでないなら、引き受けない方が無難です。

エレクトーン演奏家の中には、「オペラ弾き」と言われるエキスパートがいて、寝る間を惜しんで面倒な作業に取り組み、現場のあらゆる要望に応えながら立派に本番を務めるという超人技と、おおらかで誰もが愛したくなる人柄を併せ持っており、そんな彼らを私も心から尊敬しています。

そういう意味では、今回の公演は、オペラ弾きが手掛けるべき仕事です。私もオペラは大好きですが、オーケストラピットに入って全幕を弾くというより、スター歌手とステージに並んでアリアのお供をする方が向いていると思っているので、今回の演奏を引き受けるかどうか悩みました。

決め手は、歌手たちの顔ぶれ。一度共演してみたいと思っていた面々が揃っていて、これなら時間を注ぐ価値があると思ったのです。オペラの世界で大活躍する歌手たちからも刺激を受けたいですし、私も何か新鮮なものを届けられるかもしれません。

まだ稽古は始まっておらず、私はひたすら初めての「ドン・カルロ」の準備に没頭中。せっかく頑張ったら、ぜひ皆さまに聞いていただきたい!ご来場をお待ちしております。

横浜オペラ第4回公演

2019年6月1日(土) 13:30開場 14:00開演

関内ホール大ホール

第1部 オペラアリアガラ

第2部 ヴェルディ作曲「ドン・カルロ」ハイライト

出演

太田小百合(ソプラノ)

鮎澤由香理(メゾソプラノ)

城宏憲(テノール)

上江隼人(バリトン)

ジョン・ハオ(バス)

横浜オペラ合唱団

神田将(エレクトーン)

チケット/一般4,500円 高校生以下3,500円 全席指定

オンラインショップもご利用いただけます。http://shop.yksonic.com/

詳細はチラシ画像をご覧ください。

演奏会形式による公演です。