Strangers in Shanghai

上海はいつでも尽きない好奇心を満たしてくれる街です。あちこち歩いても、毎回新しい発見がいっぱい。今回は散歩の途中で見かけた風景をご紹介します。

外灘から虹口の方に向かって歩くと、古い街並みと高層建築のコントラストが感じられる地区に出ます。そこにはかつての食肉工場を活用したアートスポットなどもあり、不思議な雰囲気です。街角には、のんびりを手仕事をするおばあさんの姿も。

やはり外灘は観光客に大人気。上海で最も高くなる予定のビルも、だいぶでき上がって来ました。すでに最上階まで組み上がっているので、クレーンが載っている分だけ、完成時よりも高いと言えるかも。

上海に住む人は、まず訪れることがないという人民公園。レトロな遊園地があり、飾らないファミリーたちが親子で過ごすひとときを楽しんでいます。

おもちゃを売るおじさんに駆け寄る子どもたちの表情は、どこの国でも同じですね。

人民公園の中には、現代美術館があります。実はそこで開催中の草間弥生展が目当て。連日、モダンアートに敏感な上海の若者が列をなしています。館内は水玉模様とインスタレーションが溢れており、すさまじいインパクト。その一方、屋上で過ごす若者たちのしみじみとした姿も印象的でした。

夜の南京東路は、大晦日のアメ横のような賑わい。人酔いしてしまいます。

横断歩道は無法地帯。これにもだいぶ慣れました。

ホテルルームの静寂が、天国のように感じられます。最近の日本を、「落ち着いている」というより「もたもたしている」と感じるのは私だけでしょうか。丁寧さを生み出すゆとりは、見えないところで素早く進めることで得られるもの。私ももたもたせずに、テンポよく生活して行こうと思います。