山口-東京-山口上空-上海

コンサートを終えて翌朝、ラ・フランチェスカで2回目の朝食を。焼き立てのパン、好みに合わせた卵料理、生野菜と生ハム、日替わり野菜スープ、バスケットから選んでカットしてくれるフルーツ、そして爽やかなブラッドオレンジジュース。最高の朝でした。

たまご

コーヒー

オレンジジュース

フルーツ

スープ

二日目のパン

午後のフライトまでの時間を利用して、山口の見どころをいくつか案内してもらいました。五重塔で有名な瑠璃光寺には何度か行きましたので、今回は常栄寺とその雪舟庭をメインに。

大内政弘時代の美意識を今に伝える庭園は、雪舟によるものといわれており、今も凛とした美しさを湛えています。何時間でも眺めていたいくらいでした。

その他、大内氏の館跡のある龍福寺と、山のふもとにある法明寺を訪ねましたが、いずれも厳かさを持ちながらも、穏やかな気持ちにさせてくれる雰囲気。山口の気質そのものと相通じるものが感じられ、一層理解が深まった気がします。他にも見どころはいくつもありますが、タイムアップ。名残惜しく空港へ向かいました。

空港ではコンサートを運営してくれた皆さんのうち何人かが見送りに来てくれていたので、混雑するカフェでお茶を。まだコンサートの余韻が冷めません。それどころか、もう次のプランのことも。次回もそう遠くはないかもしれません。

飛行機でひとまず東京羽田へ。そして上海行きの便に乗り継ぐため、羽田から成田へ行き、出発までの時間をラウンジで過ごしました。山口でいただいた手作りのアップルパイをラウンジの皿を借りて珈琲とともに。くつろぎのひとときです。

上海行きは、搭乗してから1時間、ドアが閉じることなく、出発が延期されました。搭乗機には、エンジニアや地上係員がひっきりなしに出入りし、なにやら緊迫した空気に。もしや急病人でも出たのかという雰囲気でしたが、情報はありません。

後で聞いたところによれば、障がいのあるお子さんが搭乗しており、搭乗してからシートベルトの着装が困難なことがわかったため、さまざまなアイデアを試していたのだそうです。

なるほど、客室乗務員にとって最優先すべきは安全確保ですから、それが確保できなければ出発できないのも当然ですね。その子と偶然トイレの前で会ったので微笑みかけたのですが、逆にとびっきりの笑顔を見せてくれました。私の笑顔など笑顔のうちに入らないです。

1時間遅れで出発したものの、浦東国際空港に到着したのはわずか5分遅れ。途中、山口上空を通過。まるまる山口-東京を無駄に往復したような気がしないでもないですね。山口はちょうど東京と上海の中間地点でもあります。

上海は小雨。深夜ですので街灯りはあまり見えませんが、ホテルロビーはクリスマス一色。最近では上海が身近になり、もう異国に来ているという感覚はないので、ホームタウンのような気分で過ごせそうです。