鬼稽古再開

安中でのコンサート後から、少し自分の稽古の密度を落としていましたが、また濃厚な弾き込みを再開。移動や事務作業で時間が限られているため、短い時間で成果を上げるよう心掛けています。

来週はいよいよツァオレイが来日。3回の演奏会が予定されており、中でも初めて訪れる香川公演は早々にチケットが完売しました。それだけ皆様に期待を寄せていただいているわけですから、息をのむようなアンサンブルをお届けしなければなりません。

というわけで、ツァオレイとのアンサンブルものから稽古をしています。そして秋らしい雰囲気のあるソロ曲も少々。

最近の傾向として、弾き慣れた曲も、一度リセットして一からやり直すパターンが増えており、大好きなカヴァレリアルスティカーナ間奏曲は、スコアリーディングからやり直しました。

ブエノスアイレスの秋も、かつての演奏とはかなり変わったと思いますので、一度聞いたことがある方も、次の機会をぜひ楽しみにしていて下さい。

楽しみながら稽古していても、移動の時間には終えなければなりません。今日は朝の飛行機で関西へ。途中、懐かしい掛川の上空を飛びながら、兵藤楽器の皆さんとコンサートに来て下さった皆さんに手を振ってたのですが、見えましたか?

見えるわけないですね。それより、機外に手を振る私を、隣のおじさんはおかしなヤツだと思ったに違いありません。

関空から和歌山へ。午後は宮井楽器さんで自己練習のために教室を貸してもらいました。子どもたちが元気にレッスンしている部屋で、自分自身のレパートリーを弾くのはちょっと不思議な感じでした。

明日は宮井ゼミ第2期の始業です。第1期よりも濃密なカリキュラムで子どもたちをぐんぐん伸ばしていきます。暴れん坊将軍様も和歌山城から見守ってくれることでしょう。