風を読んで生きる

山岳や海上では、いくらその場に残りたいと望んでも、立ち去らなければ我が身が危ないという場面にしばしば直面します。それを何よりも早く教えてくれるのは風の動きです。

私はそもそも生まれながらの旅人。同じ場所にずっと留まったり、毎日同じことを繰り返すのは、気が変になるほど苦痛です。

でも、最近はどっしり構えてみたり、安定を求めてみたり、自分でも変わったなぁと思うことが増えて来ました。

ところが、どうもこの頃、風が変化したような気がしてなりません。これは動けというサインなのでしょうか。

いずれにしても、直感的を信じて行動するのが私の歩き方ですから、あまり考え詰めずに「その時」を待つことにします。