コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ2004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2004.01.03.(土)

ザ ヨコハマ ノボテル Standard Twin Room Harbor View
The Yokohama Novotel
喜-1 浮かび上がる窓
新たに掲げたアコーのプレート
2003年10月1日。ザ・ホテル ヨコハマは、フランス系ホテルチェーン「アコー」のセカンドブランドとして、ザ ヨコハマ ノボテルに生まれ変わった。客室はデラックスダブルなど一部を残して改装され、レストランを新設するなど、ロビー周りのリフレッシュも完成させた。港町らしいノスタルジーあふれる雰囲気から、モダンでカジュアルなテイストに一変したものの、「ザヨコ」の愛称は受け継がれることとなった。

チェックインタイムよりも早めの到着だったが、スムーズに部屋を用意してくれた。フロントに関しては、以前からの礼儀正しくて丁寧な対応ぶりが健在だ。ベルガールに付き添われて部屋に向かう途中、エレベータの天井に目をやってみた。明るくすっきりとした内装に改まっているが、以前の星空を模したロマンチックな天井が気に入っていたので残念。

廊下はまだ清掃バトルの真っ最中。おばさんたちも、あと一息とラストスパートを掛けているところだ。客室に入るなり、窓の景色に圧倒された。窓そのものは、もったいないくらいに小さいが、廊下は照明が控えめで、室内も逆光のために薄暗いので、明るい窓が一枚の絵のように浮かび上がって見える。この日は桜さえ咲いてしまいそうなほどに春を先取りした陽気で、景色も華やいでいた。

客室はモダンになったが、質感という点ではカジュアルだ。エクセルホテル東急のクオリティに近いものがある。ベージュとホワイトを基調に、明るい中にも温かみのある雰囲気。レイアウトは概ね標準的ながら、冷蔵庫やグラスを並べる棚を、最も窓側に据えたのは珍しく、ダークブラウンのラインができてアクセントの役割を果たしている。

不思議に思ったのはワイヤレスLANの設備に関してだった。何泊であっても1滞在1,000円で利用できると案内があるが、専用モデムが必要なのでフロントに申し込むようにと書かれていた。フロントで尋ねてみるが、どうもよくわからない説明だった。無線なのにモデムがいるという点が、よく理解できなかったのだが、電波を出す装置を部屋ごとに貸し出すということなのだろうか。しかし、セキュリティのこともあるし、できればホテルでは有線LANの方が安心だが、このホテルでは無線のみとのこと。

今回の改装では、10階から上の3フロアとそれ以外とで、クラスを分けている。10階以上のスーペリアには、洗浄機能付き便座やミニバー、液晶テレビを備えている。今回は9階のスタンダードだったので、それらはなかったが、その程度のものなら、全館に備えてもよかったのではないかという気がした。

3.84平米のバスルームは以前のままだが、白いタイル張りの明るい空間は、改装されたような清潔感がある。アメニティもノボテルのロゴが入った白いものに変わったが、残念なことに備えられていたシャンプーやリンスのボトルは、使いかけのものだった。また、壁が薄いらしく、隣でカーテンをひく音さえ聞こえてくる。

みなとみらい線が開通して、やっと少し便利になったが、その恩恵は駅から近いみなとみらいの三銃士たちや、ニューグランドほどではない。元町・中華街駅から徒歩3分との案内があったが、それは1番出口からの時間だと思う。改札から1番出口までは結構歩かされる。レジャーならいいが、ビジネスの拠点として滞在するにはいささか不便だ。それが苦にならないのであれば、平日には驚くほどお得なレートでステイできるので、ONの自分にリゾートを取り込むことができていいかも。

モダンで軽やかなインテリア デスク周辺もすっきりさせ、窓側にミニバーを持ってきた

ベッドメイクは主流のデュベスタイルにクッションを添えて 窓は小さいが、港の風景を切り取る額縁のようだ

テレビ アームチェアはひとつ

バスタブ 明るいバスルーム

晴れ渡る横浜港 メインロビーの一角

表通りに面したエントランス 外観

2004.01.03.(土)
カフェセゾン
Cafe Saison
喜-1 カジュアル
卓上のガーベラ
最近まで道路に面したガラス張りのチャペルだった場所が、今回の改装で明るく開放的なカフェに生まれ変わった。天気のよい日には、歩道が整備された表通りに面したテラス席も利用できる。ホテル内からも、道路からもアクセスできるので、散歩がてら立ち寄る地元のゲストも多いらしい。

昼と夜に2度利用したが、昼は1940円、夜でも2,058円のセットメニューが用意され、カジュアルな食事にはピッタリだ。昼はオードブル、スープ、サンドイッチなどがワンプレートに盛り付けられ、ピクニックのランチのような賑やかさ。コーヒー付きだ。夜は一口オードブルとスープの後、メインディッシュ、パン、サラダ、デザート、コーヒーと続く。

サンドイッチもそのほかの料理も、思いのほか本格的に調理されており、なかなかの味だ。ただボリューム的には控えめ。元々はサンドイッチだけを提供する予定だったが、支配人の提案でディナーにも対応できる料理を出すようにしたとのこと。小さな厨房での作業は楽ではなさそうだ。

テーブルには一輪挿しがあり、海も眺められていい雰囲気。ブティックの店員みたいな長身の男前を揃えたサービス陣が、青山とか表参道あたりの感じすらかもし出しているが、マネジャーは仕事振りもいい。ホテル内というより、独立系の店のようでもある。この界隈では飛びぬけて垢抜けた空間だろう。

ランチプレート ブルーゴブレットが映えている

[ザ ヨコハマ ノボテル(ホテルモントレ横浜] 000216 001031 020621

Y.K.