香港龍鳳楼 巨鹿路店

年末年始は上海で過ごしています。今、中国に出掛けて大丈夫?と多くの人に心配されましたが、知り合いはもちろんのこと、街中で出会う人たちもみんなフレンドリー。不思議なことに、東京にいる時よりリラックスしています。

早速、趙磊と再会。1ヶ月ぶりの休みだという日の午後、おしゃれなレストランが集まる鹿苑889にある超人気店「香港龍鳳楼」に招いてもらいました。留学中の入谷麻友も一緒です。香港龍鳳楼は、古い洋館をリノベーションした一軒家レストラン。落ち着いた外観とは対照的に、店内ではゴールドやクリスタルのイメージを多用した煌びやかなインテリアに圧倒されます。

この日、予約した時間に到着しましたが、それでも30分ほど待たされました。そして案内されたのは、最上階の屋根裏的ロケーションにある個室。洋館だった頃は女中部屋だったに違いありませんが、今は他の個室同様、華やかに装飾されています。

オーダーは趙磊にお任せ。ひとつだけリクエストしたのは、名物のスープ。メニューには写真が豊富ですし、英語や日本語の表記もありますが、やはり土地の人に委ねるのが安心です。

ランチタイムは、飲茶スタイルで点心をメインにしたチョイスがお勧めだとか。気軽に楽しめる料理が次々と運ばれてきました。

そしてこちらが名物のスープ。日替わりでさまざまなテイストが用意されています。この日は薬膳的なスープ。じっくり煮込んであり、コクのある味わいでした。冷えた体がぽかぽか温まります。

おかゆの具は何がいい?と、中国語のメニューを見せられました。田鶏と書いてあるのに気を引かれ、ふつうの鶏と違うのかと尋ねると、「グワッ、グワッ」と鳴き真似を聞かされたので、「ああ、アヒルね」と合点したのですが、出て来たのは蛙粥でした。

しかも、趙磊は「子供のころ、蛙はいい動物だから食べてはいけないと教わったから食べない」なんて言うし。でも、注文してしまったので、聞かなかったことにして美味しく頂きました。

こちらはお餅のような食感が魅力の点心。熱々です。

紅芋タルトのような点心。「これはお菓子?」と聞くと、違うって。でも、おやつになりそうな、見た目通りの味でした。

こちらが食後の甜品。ナツメの大きいのが入った、なにやら薬膳的な風味のスープです。添えてあるのはアーモンドの餅風パイ。

定番マンゴープリン。

ああ、おなかいっぱいです。久しぶりに思い切り食べました。この先のプランについても話し合うことができましたし、いい昼食会でした。