Tuttiの会 Joint Concert

以前から縁のある「Tuttiの会」によるJoint Concertに行ってきました。

Tuttiの会は、千葉県富里市や成田市を中心に活動している音楽演奏家グループ。ピアノやエレクトーンだけでなく、声楽、弦楽器、管楽器、打楽器と、さまざまな弾き手がいるので、多彩な演奏で多様なニーズに応えています。

いつもは私も演奏者として協力しているのですが、今回は純粋に観客として楽しみたいと思い、席を申し込みました。

会場はヒルトン成田のボールルーム。コース料理を味わいながらのディナーショースタイルです。ひとまずドアオープン前に、主宰の新谷恵子先生やメンバーに挨拶をと思い会場へ。最終の音合わせの途中だったので、後ろの方で様子を見守りました。合わせが終わるとホテルスタッフによってテーブルが整えられ、あとはお客様を迎えるばかり。この開場前の静けさは、私が一番好きな時間です。

ドアオープン直前のロイヤルホール
ドアオープン直前のロイヤルホール

受付を済ませて会場に戻ると、大勢のお客様が入り、一転して期待に満ちた賑わいに。ほどなく開演の挨拶があって、最初の演奏がスタート。食事が済んでから演奏が始まるのかと思っていたので、この展開は意外。これではせっかくの演奏が単なるBGMになってしまわないかと心配になります。ところが、ホテルもお客様も心得たもので、食事が演奏の妨げになることなく、よい流れで進んでいきます。

それにしてもTuttiメンバーの芸達者なこと。名曲が揃ったお客様想いのプログラムだけでも大満足なのに、客席に飛び出したり、小道具や着ぐるみなどで子供たちが喜ぶ工夫をしたりと、ショーの要素満載。演奏される曲のジャンルも幅広く、二時間の演奏はあっという間でした。

メンバーたちが楽しそうに弾いているのを見ていたら私も弾きたくてうずうず。舞台には02Cも載っているし。そんな気分を察してか、最後に新谷先生が私を紹介し「一曲弾いていただくわけにはいきませんか?」と振ってくれたので、飛び入りで弾かせてもらいました。

リハーサルなし、サウンドチェックなしの環境で演奏するのは非常にリスキーですので、本来は避けるべきです。もし、エレクトーンを弾くのが私が最初であれば躊躇しましたが、幸い、すでにメンバーたちが演奏していたので、響きの状態や音の質感は把握できています。実際、特に問題はなく、いい気分で弾けました。やはりステージで弾いている時が一番幸せです。

この後は、8月23日に兵庫県宍粟で、9月4日に神奈川県ラパレットでソロの演奏会があります。最近絶好調の演奏をぜひ聞きに来てください。