新潟の空と海

8日・日曜日の新潟は爽やかな夏空に覆われ、土曜日が雨だったこともあってか、どこも午前中から多くの人で賑わっています。

はるばる四国から譜めくりに来てもらったお嬢さんは、初めての新潟かつ初めての日本海。帰りの新幹線に送り届けるまでの数時間、できるだけ人混みを避けながら、新潟の空と海を見ることにしました。

まずは西海岸公園。まだところどころに黒い雲が残っていますが、次第に薄くなっているようです。

日和山海岸では若者たちがビーチバレーに盛りあがり、突堤ではおじさんたちが黙々と釣りを、こどもたちは水中メガネをつけて、岩場の間で何かを探しています。穏やかな夏の日曜日の雰囲気がいっぱいの海岸でした。

次は高いところから眺めてみようと、朱鷺メッセの展望室へ。周辺道路は駐車場入場待ちの長い列。でも、ちょっとしたわざを使い、待ち時間ゼロですぐに停められました。

エレベータで31階の展望室へいくと、売店に並ぶ「ばかうけ」の山が目に入ります。そういえば、ここはいつの間にか「ばかうけ」展望台というネーミングになったようです。

売店には「枝豆味」「塩じゃけ味」など、新潟的な風味の「ばかうけ」がある他、自分で味付けを体験できるというコーナーも。私はこういうお菓子は食べませんが、見ているだけでも楽しそうでした。

日本海側最高層の展望室からは新潟市街を一望し、信濃川や日本海、そして広い空が一度に目に入ります。信濃川は前日の雨で黄土色に濁っていました。

ホテル日航新潟でランチをしてから、四国娘を新潟駅に送り届け、私は新潟空港へ。ターミナルビルは広く立派です。その割に、手荷物検査のゲートがひとつきり。建物より、人へのサービスを充実させてほしいものです。

機上ではずっと藍色の空と真っ白な雲を眺めて過ごしました。時折、雲の合間から雪を残す山の頂が覗いたり、すじ雲がオーロラのカーテンのように見えたり、ショーを見ているようです。

そしてまた次の目的地へ。