無限の集中力の秘密

今日も早朝から終日ひとりきりで稽古です。食事の時間以外はずっと楽器かパソコンに向かいっ放しですが、集中力が途切れることはありません。その秘密はドライフルーツです。

ただ指を動かすだけの稽古なら、ジムのトレッドミルで走るような感じで、ペースを守っていれば一定の成果が上がりますが、音楽的な要素を盛り込んでいく(つまりマジに弾く)と、脳内でかなりの酸素を消費しますので、心身ともにスタミナが必要です。

時折、酸欠になりますが、そんな時は酸素ボンベよりも糖分が効きます。いろいろ試しましたが、私にはドライフルーツが一番効果的に感じられます。

それと気分を高める香りのいいお茶があれば、水分も補給できますし、これで48時間くらいなら仮眠と軽食だけで十分集中力を保てます。

私は弟子たちに「作業が遅い」としばしば注意します。芸術的なインスピレーションが得られるまではいくらでも待ちますが、ひとたびスイッチが入ったなら、猛烈なスピードと効率で仕上げるよう要求します。

通常、稽古事というのは、人それぞれのペースで進めて行くものですが、それではいつまで経っても自分を越えられません。お尻に火をつけて、慌てふためきながらでも、スピードを追求すべきです。

音楽の聖地は宇宙の果てよりも遠いところにありますから、のんびりマイペースでやっていたら、到達することはおろか、聖地の門さえ見えずに人生は終わってしまいます。

さあ、楽器に向かったら、本気とマキシマムパワーで、自分を超える挑戦を続けて下さい。稽古は要した時間ではなく、効率が重要なのです。

ブログもいよいよ3年目。引き続きご贔屓に・・・