歌と楽器

朝からずっと23日の準備に、寒さも季節も忘れて勤しんでいたら、珍しくあちこちから電話が。ふだんは電話嫌いな私ですが、ちょうど作業に行き詰っていたので、いい気分転換になりました。

母たちは南国へ旅立ち、北国からは嬉しい知らせが入り、地球は広いなと感じたり。季節はどうであれ、どこでもクリスマスムードが高まっているようです。

さて、今日はフルートのふたりとのリハーサル。昨日の歌い手たちとは、ずいぶんと雰囲気の違うリハーサルでした。

23日のコンサートでは、歌と楽器、それぞれとアンサンブルをしますが、今回は特に、それぞれの持ち味がくっきりと表れるプログラムになったと思います。

どちらが楽ということはありませんが、両者へのアプローチはまったく違うので、私にとっては非常にスリリングです。それに、私自身が前回よりも両者の特色をはっきりと意識しながらアンサンブルできるようになった気がします。

今回のプログラムで準備が複雑なのは、圧倒的に器楽の方。今日はギリギリ準備を終えてリハーサルにのぞみましたが、そのうち一部の演奏曲を勘違いしていたことが判明。

私が思っていたのとは別の作品を演奏するとのことで、とりあえずほぼ初見で合わせてきました。これから本格的な準備に掛かります。

一方、歌の方はシンプルな曲が多いので、どれだけ丁寧に扱えるか、そして、限られた抑揚の中でどれだけドラマを作れるかが勝負どころです。

なんだか急に面白くなってきました。あと1日、準備に集中します。2011年最後のコンサートです。ご期待下さい。