最優秀音楽演奏賞

16日から17日に掛けては、さまざまな列車を乗り継いで鉄道の旅を満喫。車窓の風景はインスピレーションの宝庫であり、とりわけ初めての路線は好奇心を掻き立てます。

日本の鉄道が時間に正確なのは世界的に知られたことですが、こうして各列車を10分ほどの待ち時間で乗り継いで旅していると、そのありがたみを痛感します。

もしどこかで列車が遅れれば、その後の予定はドミノ倒しに狂ってしまいますが、正確であれば時間を最大限有効に使えます。そして、車内の清潔さや内装の質が、高い水準を保っていることも忘れてはいけません。日本の列車の旅はとても快適です。

とはいえ、2日間でのべ12時間も列車内で座っていると、結構疲れます。居眠りでもすればいいのでしょうけれど、人前で決して眠らないというマイルールがあるので、ほとんどの時間は風景を見て過ごします。

さて、15日に帰国した中国張家界郷村音楽週は、16日が閉会式典でした。27ヶ国の皆さんが音楽で絆を深め合い、世界遺産の真っ只中という壮大な環境で思い切りプレイした1週間。私もまたとない刺激を受けました。

それだけでも素晴らしい経験でしたが、なんと私と趙磊のアンサンブルが最優秀音楽演奏賞をいただきました。これまでずっと賞と無縁だったので、初めてのトロフィーに大感激です。ブロンズ製でずっしりと重いのですが、それ以上の重みを実感しています。