コンクールの応援

午前中は大阪のホテル客室でゆっくりと過ごし、体力のリカバリーに努めました。休めていたのは喉です。

昨日のスーパーレッスンで叫び過ぎて、すっかり声が枯れてしまったので、伊藤真友美さんに教わったオリーブオイルでのうがいに挑戦。いっこく堂さんもこれを試して改善したと言っていましたから効果を期待して。

伊藤さんいわく、エキストラバージンオイルじゃないとダメなんだとか。ショットグラスに軽く一杯のオイルを含んで、ガラガラとうがいしてみました。

傷口にオキシドールという感じの強烈な刺激にびっくり。思わずごくりと飲み込んでしまいましたが、その後はイガイガ感が軽くなったような気がします。とりあえず声も出るようになりましたので、本日のスーパーレッスンに出発です。

今回の稽古がいつもと違うのは、レッスン後にそのままコンクールに出場するという点。本番に照準を合わせて、ベストコンディションを作る必要があるので、激しく消耗させるわけにはいきません。

それなりに仕上がっていても、よりよい演奏のためにできることは無限にあるわけですが、直前になって本人が混乱するようなアドバイスをすれば、かえって結果を悪くすることもあります。

このような場合は、現在持っている手の内の中で調子を整え、のびのびと安心して弾ける気持ちにしてやることが大切ですし、自信も持たせてやらなければなりません。

いよいよ順番が近づくと、筋肉の緊張を解きほぐす魔法を掛けてやってから、ステージ控室へと送り出します。あとは祈るような気持ちで見守るばかり。自分が弾く時には決して感じないドキドキ感です。

これからしばらく、今日のようなコンクールがしばらく続きます。ひとつ駒を進めるごとに緊張が高まる一方で、より細部までコントロールの行き届いた演奏が求められます。

そうなると、日頃の丁寧な稽古がもたらす音楽的な完成度とは別に、自分を律する技術や精神力が必要になり、それには自分の限界を克服し続けることを日常化しなければなりません。

稽古中の私の口癖は「もっと、もっと」。あるいは「本気で弾いて」。はたまた「それが最高?」。

常に自分の持てるものをすべてを注ぎ、より高いものを求め続ける。そんな子どもたちを見ると、何もかもを惜しみなく与えたいという気持ちになります。でも、必ず、自分の手でつかみ取らせてやらなければいけませんね。

最後に「せんくら2011」情報をちょっと。「せんくら2011」は、9月30日から10月2日までの3日間の会期で開催が決まったそうです。私のスケジュールも3日間とも「せんくら2011」のために確保されました。

具体的な出演スケジュールはまだ決まっていませんが、今年も仙台の皆さんと一緒にクラシック音楽を共感し合えることになり、とても嬉しく思っています。詳細は分かり次第、お知らせします。