甘い夢

本日は終日稽古です。休憩を取らないまま10時間が経って一段落。最近、がくんと低下したような気がする集中力と持久力を挽回するのが目的です。

汗だくで稽古していると、当然、だんだんお腹が減ってきますが、昨日の診察で火曜日いっぱいは食事を控えるように言われていたので、気にしないようにして弾き続けました。血糖値が下がると、甘いものが食べたくなります。

仕方がないので、ハーブティに蜂蜜を入れて水分と糖分を補給することにしましたが、それだけでも10時間持ちこたえられました。

私はこうしてひとりで楽器に向かっている時、とても幸せです。他に一切のことを考えずに済みますし、わずかながらでも自分が高まっていくような実感が得られるからです。

そして、舞台で演奏する時にも、同じ幸せを味わいながら弾けたらいいと願っています。いつしか舞台で弾くことが日常になってしまい、機会を待ちわびるという感覚を忘れていましたが、それをまた取り戻したいとも考えています。

それもあってか、最近、楽器に向かう時の意識が変わってきたような気がします。さらに、その日、その時の気分やコンディションによって、弾き方も大きく異なるようになりました。

でも、現代のエレクトーンは気分次第で弾き分けるには、機能が複雑です。同じ曲のレジストレーションデータにも、これは月曜日用とか、これは雨の日用とか、ニュアンスの異なるデータを用意しておきたくなります。

その点、昔のエレクトーンはシンプルで明快でしたね。弾きながらでも、いろいろ調整しながら気分や鼓動と音楽をぴったりシンクロさせられましたから。

次世代のエレクトーンは、きっと生の呼吸を感知したり、思いの向く先を予測したりできるようになるのでしょうね。それまで長生きしなくっちゃ。

さて、先日京王プラザホテルのマロンシャンティーをご紹介した流れでもう一品。ホテルニューオータニのガーデンラウンジで味わえるオリジナルモンブランです。栗味が濃厚でした。