35日ぶりの稽古と「せんくら」情報

やっと楽器に真剣に向き合う準備が整いました。35日ぶりに心して鍵盤に触れ、丁寧に感覚を思い出しながら、長い時間ずっと弾き続けていました。

時折こうして意図的に音楽から離れ、じっくりと心の声に耳を傾ける期間を設けていますが、今回はよい休息にもなりましたし、筋力やバランス感覚など、演奏技術とは別の部分に磨きを掛けたことで、これまでとは違ったものをお届けできるようになった気がします。

でも、しばらくは大きな演奏会を控え、もっと確かな自信を持って、明るい表情で皆さんにお会いしたいと思っています。

もうこの歳になってゼロからやり直すことはできませんが、初心を保つために、そして情熱を絶やさないために、自分の心を洗い直す必要があります。

それは決して立ち止まることではありませんよね。

開催されるのかどうか、多くの方が関心を寄せたり、心配して下さっている「せんくら2011」ですが、関係者の方々は、今、必死で開催に向けてあらゆる策を講じているところです。

昨日も連絡が入り、明るい兆しが見えてきたとのことでした。例年通りのスタイルを実現できなかったり、規模も小さなものになるかもしれませんが、関係者一同、そして演奏家の方々も、開催を信じてアクションを起こしています。

私はもちろん弾く気満々ですが、素晴らしい演奏家が多数いらっしゃいますので、私まで枠が回ってくるかはわかりません。もし出演できないとしても、成功に向けて、何かのカタチでお手伝いしたいと思っています。

今年の秋も、仙台の街は音楽で溢れることでしょう。今こそ、胸に響く音楽を。

せんくら2011の公式サイトはこちら