THE KNOLLS at Capella Singapore

セントーサ島は、シンガポール市街中心部から車でわずか10分足らずでアクセスできるリゾートアイランド。ユニバーサルスタジオやビーチ、リゾートホテルなどが充実しており、島全体がテーマパークのようなところです。

その中でもひときわ洗練を極めたラグジュアリーリゾートが「カペラ・シンガポール」。ここに滞在するために世界中から人がやってくるという憧れのホテルです。

カペラにはチャイニーズとインターナショナルのファインダイニングがあり、日曜日にはサンデーブランチが人気だと聞き、大きな期待を寄せながら訪れました。

カペラへのアプローチを進む時から、素晴らしい体験ができそうだという予感に包まれましたが、正面玄関に着き、若いスタッフに迎えられた瞬間、それは確信に変わりました。

自然な笑顔、落ち着いた振舞い、知的で的確なサポート。私たちは宿泊客ではないのに、とても大切に扱われている実感がありました。

正面玄関の係に、レストランに予約があることを伝えると、自ら店まで案内してくれました。レセプション棟はコロニアルスタイルですが、ホテル棟は見事なデザインの現代建築。これらのコントラストも見ごたえがあります。

こちらは今回シンガポールを案内してくれているTAKA&MAMI。ナイスカップル!

ホテル棟にはオープンエアのバーもあり、バリのリゾートを思い起こさせる雰囲気。流れる時間さえも上質に感じられます。3段に分かれた滝のあるインフィニティプールは森の中に浮かんでいるよう。そして木々の向こうにはエメラルドグリーンの海が見えます。

今回利用したレストラン「THE KNOLLS」は、ちょうどこのラウンジの真下にあり、プールサイドに面したリゾート感溢れるロケーション。スタッフはみな親切で礼儀正しく、素晴らしい笑顔の持ち主ばかりです。

サンデーブランチはブッフェスタイル。前菜からデザートまでの料理に、ワインやソフトドリンクなども含まれ一人約12,000円と、昼間としてはかなり高額です。

でも、料理の質、ディスプレイやパフォーマンスを含めた演出力の高さ、そして他では得難いロケーションを総合的に考えれば、かなりお得です。ホテル側もこれでは儲かりませんから、出血大サービスだと受け止め、ありがたく楽しませてもらいました。

前菜コーナーを見るだけでもちょっと興奮。とにかくキレイですし、楽しいんです。とても全種類は食べきれませんので、狙いを定め、厳選して盛り付けます。

スペシャルスマイルが印象的なオイスターガイのところでは、ついつい欲張ってしまいました。

ホットディッシュたちは、屋外に用意されています。リゾートの風を感じながら料理を選べるなんてステキです。 次はグリル!

そして時折、出来立ての料理をテーブルサービスしてくれます。こちらはシンガポールの名物料理のひとつ、ラクサです。

料理とおしゃべりを楽しんでいると、バンドがテーブルを回って、リラックス感を盛り上げる生演奏を聞かせてくれます。なんとも心地よい音でした。

さあ、圧巻なのはデザート。もう目移りせずにはいられません。どれもこれも美味しそうで、「私を取って!」と誘う声が聞こえて来そうです。写真左の竹や蓮もチョコレートでできていました。

新鮮なフルーツも山のように並んでいます。

この中で私が選んだのは、シンガポールならではのお菓子たち。これはまあ、ここで食べなくてもよかったかなという印象です。

でも、最後にひとつ取り分けたキーライムチーズケーキは、驚くほど本当に美味しかった。しばらくは夢に見そうです。

この楽しさに私もとびきりの笑顔になりました。そして、おもてなしの側に立ってみたい気分にさえなりました。夕食もまたスペシャルな体験が待っています。それはまた明日ご紹介します・・・