神田将コンサート 和歌山

今日は、1月17日以来、今年2回目となる和歌山でのソロコンサートでした。

主催して下さったのは1月同様、和歌山の宮井楽器さん。
関西はエレクトーンにとって高気圧に覆われている地域ですが、その中でもとりわけ日が当たっている感じで明るい楽器店です。
社員の皆さんや先生たちも熱意のある方々ばかりで、これまで大変優秀な生徒さんたちを輩出しています。

前回はjet(全日本エレクトーン指導者協会)の会員さんとその生徒さんが対象でしたが、今回はヤマハ音楽教育のシステム講師の皆さんや、一般の方々にも広くご鑑賞いただく機会として、規模を拡大しての開催となりました。

私は昨日の撮影を終えて、すぐにずぶ濡れのタキシードをオーバーナイトのランドリーサービスに依頼し、午前8時に受け取って、そのまま和歌山に持参しました。

関西空港行きの飛行機に乗り込んだのはいいのですが、離陸して水平飛行になってから、「関西地方の霧の影響を受け、中部国際空港に向かうこともありうる」とのアナウンスが。

飛んでからでは、どうにもなりませんので、霧が晴れるのを祈るばかりです。

どうしても和歌山に行きたいという気持ちが通じたのでしょうか、霧はすっかり消えて、逆に定刻よりも早い到着となりました。

出迎えてくれた宮井楽器の社員さんとともに、早速会場となる「ビッグ愛」へ。
なにが「ビッグ」でなにが「愛」なのか、私の理解を超えたネーミングですが、館内には今日のコンサート会場となる大ホールと名のついた空間がある他、カジュアルなホテルや様々な行政法人が入居していて、市役所的な雰囲気です。

でも、最上階には私が大好きな「タテルヨシノ」の和歌山店があるではありませんか。
ゆっくりと吉野さんレシピのキュイジーヌを味わいたいところですが、今日はそういうわけにはいきません。

楽器がセットアップされた大ホールで、早速リハーサルです。
大ホールと言っても、音楽ホールではなく、どちらかというと、ホテルの大宴会場の設えです。

床はカーペットで、その上に移動式のイスを並べてあり、音響のことなどまったく考えずに設計されているようです。

ステージも、よく宴会場で見かける仮設式のもの。
とりあえず安定はしていますが、板についた実感がありません。

スピーカーの位置を私好みにリクエストして、演奏しやすい環境が整ったところでリハーサルを開始しましたが、会場の響きに不自然さがあって、なかなか演奏方針が決められず悩みました。

また、使用するエレクトーンも、かなり個性的な反応をする鍵盤タッチだったため、これを思い通りにコントロールできるまでに慣れるにも相当の時間を要しました。

これでもし飛行機がセントレアに着陸していたら、本番には間に合ったでしょうが、納得のいかないコンサートになっていたかもしれません。

早めに到着したことも功を奏しましたが、それ以上に集中してリハーサルできる環境を用意してくれた楽器店の皆さんの配慮が素晴らしかったです。

リハーサル中の出入りは一切なしを心がけてくれていましたが、これも本番でよい演奏をお届けするためには、とても大切なことです。

本番は、準備万端、落ち着いた気持ちでスタートしました。
ほぼ満席のお客様が入ったことで、会場の空気がまろやかになり、リハーサル時に気になっていた不快なエッジもかなり軽減され、一層気分よく弾けました。

今回は演奏12曲、休憩なしの120分を予定していましたが、1曲ごとが長いので、時間内に収めるために、あまり余計なことをしゃべらず、演奏の方にウェイトを置くように心がけました。

会場を見渡すと、実にいろいろなお客様がいらっしゃいます。年齢層も幅広く、まったくターゲットがしぼれません。でも、皆さんとてもよく聞いて下さったので、私はそれに大きく支えられ、パワーをもらいながら演奏できました。

なので、汗びっしょりで、またもタキシードはずぶ濡れになりましたが、あまり疲労感がありません。
むしろ心地よい気分で、「もう1幕、いっちゃう?」的な元気さでした。

終演後は、お客様と言葉や握手を交わし、遠方から駆けつけてくれた皆さんや、お忙しい中ご来場下さった特別ゼミのド偉い先生ともお目に掛かれ、とてもハッピーでした。

宮井楽器さんのご厚意で、スタッフの方と、先生方を代表しておふたりの先生とともに、フレンチレストランで遅い晩餐を楽しんで、南海特急で大阪市内まで戻って来たところです。

明日は始発の新幹線で静岡県に行きます。
今日もステキな花と、好物のお菓子に囲まれ、ご機嫌です。

和歌山の皆さん、駆けつけてくれた皆さん、遠くから応援してくれた皆さん、ありがとうございました!