無国籍
2007.10.23(火)
ラディソンホテル成田 Junior Suite
Radisson Hotel Narita
楽-3

ホテルのガーデン このホテルは気が付かないうちにいつの間にか名前が変わっていた。以前はラディソンホテル成田エアポートだったが、今ではエアポートが取り去られてラディソンホテル成田となっている。だが、成田市ではなく富里市に位置しているし、富里市で唯一のシティホテルという顔も持っているのだから、いくら成田が国際空港だからといっても、ちょっと合点がいかないような気もする。

千葉県にあるのに「東京ベイ」と名乗っているホテルを例にすると、東京湾に程近いということで納得させられているが、これが「東京ベイ」でなく「東京」だったら、ちょっとウソっぽい。それと同じで「成田」と「富里」は別であるから、やっぱり成田エアポートのままの方がよいように思う。また、東京と大阪の都ホテル東京がシェラトンになってから、ここが日本で唯一のラディソンとなった。

いずれにしても、このホテルは広大な敷地にあって、まるでガーデンに抱かれているような、緑豊かなロケーションが魅力である。正面玄関前には手入れの行き届いた日本庭園風の植栽があり、エントランスでは盆栽が出迎えるなど、日本情緒を漂わせている。また、芝もよく手入れされており、天気のよい日には、散歩しながら思わず大の字に寝転がって、天を仰いで見たい気分にさせられる。瀟洒な東屋で読みかけの本を開くのもいいかもしれない。

エントランスで日本情緒を味わったかと思ったら、館内に足を踏み入れるなり、中国趣味の調度品が目に留まる。そうかと思えば、大理石張りのロビーや、大きなソファが並ぶラウンジなど、アメリカンスタンダードの趣きもある。ここはやはり国際ゲートウェーのホテルだ。都心からだとアクセスに不便だと思われがちだが、東京駅から直通の高速バスが運行されており、ダイヤ上では所要時間80分となっているが、混んでいなければ70分足らずで到着するそうだ。

チェックインはスムーズだった。他にチェックインしているのはエアクルーのみで、彼らにはカウンターに専用のコーナーが設けられている。客室への案内は行なっていない様子だ。今回利用した客室は10階にあるジュニアスイート。前後泊プランというのが得だったので、それを利用した。室内はワンルームタイプで、レギュラールーム2室分の広さがある。他にデラックスキングというカテゴリーの部屋もあるが、横幅は同じでも、奥行きが少ないようだ。

入口脇には和風民芸調の飾り棚があって、オブジェとして焼き物や古いソロバンなどが並んでいる。入口正面はソファコーナーで、どっしりとしたベージュのソファが据えてある。窓側の壁は雁行しており、2面の窓を持っている。それらの間にはアーモアを設置。ミニバー、冷蔵庫、DVDプレイヤーを備えている。ベッドは200×200センチのオーバーキングサイズ。マットレスだけでも厚さが約40センチあり、ベッドの高さは70センチに達する。足元にはオットマンがあり、ベッドサイドにもソファと観葉植物を置いた。

ライティングデスクは窓と反対側の壁に向けて置かれており、デスクサイドには整理棚を用意している。デスクに対してイスが低いのが気になったが、これも大柄な外国人に合わせたのだろうか。LANは1日1,200円の料金が掛かる。家具類は比較的よいものを使っており、割と新しい感じがする。特にファブリックにはこれといった汚れや傷みは見られなかった。

バスルームへはベッドサイドの細い通路から通じている。通路の突き当たりにはバゲージ台がある。室内に足元まで映る姿見はない。バスルームは160×280センチの広さで、ベイシン部分までがカーペット敷き、その先はタイル仕上げになっている。ベイシンにはミネラルウォーターとASiRAのアメニティが並び、観葉植物が瑞々しさを感じさせる。ベイシンとバスタブの間にはトイレがあるが、とても幅が狭いところに無理矢理設置したような印象だ。

バスタブは140×75センチで、ジャグジー機能が備わるが、水流は弱め。また、バスタブに上の排水口がないので、溢れた水はトイレ側のタイル床に流れ出るが、水はけが今ひとつ悪い。さらに、せっかくの2重シャワーカーテンを引いても、シャワーが幅広く吹き出すことで、バスタブの周囲のタイル部分にも掛かり、それが水流となってトイレ側に流れてしまうというのは、構造上問題だと思った。

フィットネスは宿泊客1000円で利用できる。ロッカーはなんと南京錠だ。ロッカー室にはユニットシャワーが5つ備わっている。プールは20mで、奥にサウナがあって男性用と女性用に分かれている。プールサイドに寝そべることのできるデッキチェアはない。朝食は和洋のブッフェ。品揃えはあまりないが、オムレツコーナーがあって、具の種類が多い。和食にはイカの塩辛など、珍しいアイテムもあった。

エアポートホテルは、どこか日本でないような雰囲気を持ち合わせているものだが、ここはそれがひときわ強烈だ。アジアのようでもあり、アメリカっぽさもある。この無国籍地帯では、だれもが異邦人。

 
高さ70センチのキングベッド 2面の窓をもつ広々とした室内 ベッドからソファコーナーを見る

デスク エントランス付近 バスルーム前

ベイシン トイレはバスタブのすぐ脇 一応ジェットバス

アメニティ 季節はずれのプール 外観

屋内プール ロビー ラウンジ

 
ラディソンホテル成田 010802


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