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ヒルトン上海 Executive Room  
Hilton Shanghai 2011.04.02(土)
Shanghai, China 楽-3

外観

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ちょっとだけコーナールーム


ウォルドルフ・アストリアに1泊してからヒルトンへ移動。同じホテルグループながら、両者の雰囲気は大きく異なっているが、ヒルトンにはヒルトンならではの国際的ビジネスシーンの活気が感じられ、急にグレードダウンしたというような感覚はなかった。ウォルドルフのバンドビューには心躍るが、ショッピングやビジネスには、むしろヒルトンの方が好都合である。

外観

滞在客はアメリカ人が多く、その傾向はエグゼクティブフロアで最も顕著だ。日本人の姿もしばしば見かけるが、ツアーで利用するのはレギュラーフロアなので、エグゼクティブフロアに滞在しているのは、個人手配か会社手配のビジネスユースだと思われる。

玄関

正面玄関では獅子の像がツインでお出迎え。その両脇には枝ぶり整った松が置かれているが、やや日本風にも見える。ベルボーイたちは素朴で勤勉。ぶっきら棒なところもあるが、憎めない人たちだ。

ラウンドチェア

ロビーのラウンドチェアは、よくも悪くも目立っている。待ち合わせには便利でも、あまりヒルトンっぽくはないのだ。周囲のファニチャーと比べても浮いている。それでも、日中は多くの人が座って、誰かを待っている。中央のフラワーアレンジメントだけは、やっぱりモダン。

ロビー

ロビーには、ひと目でここがヒルトンだとわかる雰囲気がある。東京とも大阪ともさほど似ていないのに、やはりヒルトンなのだ。決してハイアットやシェラトンには見えない。ひとつには床の石の感じ。さらには照明の加減。ひとつひとつは小さなことでも、それらが重なると立派なブランドアイデンティティになる。

アトリウムカフェ

ロビーの奥にある24時間営業のアトリウムカフェが、近く改装工事に入るというウワサを聞いた。その前に一度利用してみたいと思っているのだが、今回の滞在中にはどうもチャンスがなさそうなので、せめて2階から店を見下ろし、その様子を記憶に刻むことに。

アトリウムの壁

アトリウムカフェの奥には、「レオナルド」という店がある。ダビンチなのかデカプリオなのか、はたまた熊か。内装を見るとどうもダビンチに関係している様子。その響きからはイタリアンレストランを想像するが、実際は鉄板グリル&地中海料理らしい。

大階段

ロビーから2階へと通じる大階段を上がると、かつては広東料理店があったが、この時は閉じられていた。他に寧波料理店、四川料理店があるが、39階の四川料理店が最もグレードの高いシグネチャーレストランとなっている。値段は立派だが、味はそれほどでもないというが地元の人々の大半の意見だった。

入口から居室を見る

さて、今回宿泊したのはエグゼクティブルーム。標準的な広さは33平米と、ヒルトンの典型的な部屋造りがここでも採用されている。ただ、建物の形状から一部の部屋は変わったレイアウトをしている。今回の部屋もそのひとつで、見ようによってはコーナールームのようだが、窓が多いわけではなく、単に奥行きが少ない分、横に飛び出た変形ルームと考えた方がよさそうだ。

ソファからの眺め

入口ドアから居室までの間は、細長い廊下になっており、途中にはバスルーム扉とクローゼットある。この辺りの造りに関しては、ティピカルな部屋の方が使い勝手がいい。居室はリビングスペースとベッドスペースに分かれているという感じもあるが、基本的にワンルームだ。

ベッド

ベッドは奥まったところにあり、両サイドを壁に囲まれている。これにより適度に閉鎖された空間にいるような感覚が得られ、ぐっすりと眠るには好都合な配置だ。ベッド付近には窓はない。

リビング

一方のリビングスペースには、オットマン付きのソファが置かれ、壁に向かってデスクが設置されている。テレビはデスクサイドにあって、ベッドから見るにはやや遠い。

ソファ

オットマン付きソファは、入口側の壁を向くように置かれており、座ってみるとなんとなく不自然な印象があった。テレビ向きとか、窓に並行とかでは置けないのかと思ったものの、スペース的にはこれしかないのかもしれない。

キャビネット

ベッドとリビングの間には、仕切り役にもなっているキャビネットがある。先端がカーブしており、その部分には回転して開く扉が取り付けてあるのがユニーク。ミニバーもここにある。

ウェルカムフルーツ

ウェルカムフルーツは見た目に華やかだが、実際に手を付けることはなかった。また連泊中、一度も交換されることもなかった。したがって、食べたら補充されるのかは謎。

ウェルカムアメニティ

もうひとつのウェルカムアメニティは、ソフトクッキーと中国茶の詰め合わせ。やや立派な箱に収められており、お茶は試験管のようなガラス瓶に入っている。

バスルーム

バスルームは天然石造り。変形のコーナー部分にあるため、レイアウトに無理がある。扉を引き戸にして開閉時の突っかかりを無くせば、もっと使い勝手よく感じられたかもしれない。

バスタブ

逆に、バスタブの頭部分には余りのスペースがある。その分、大きなバスタブを使うわけでもなく、中途半端な印象だ。シャワーブースはない。

ベイシン

ベイシンは窪みにはめ込まれたという感じ。ベイシントップが狭く、アメニティを置く場所にも不足している。引き出しもない。

ベイシンとトイレ

トイレはベイシンの脇。扉開閉の際、便器のふちに足が当たることしばしば。気になる人にとっては、毎度嫌な思いがあるかもしれない。便座に洗浄機能は備わっていない。

バスアメニティ

バスアメニティはクラブツリー&イブリン。タオルやバスマットはフカフカ。バスローブはクローゼット内に用意されている。

窓からの眺め

今回の変形ルームは、ベッドの環境としては、コンパクトな集約感があって気に入ったが、それ以外の点では、標準的なレイアウトの方が優れていると感じた。もし次の泊まることがあれば、標準タイプに当たることを願いたい。

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ヒルトン上海

このホテルに関する過去のレビュー

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