出会いと再会のせんくら

仙台クラシックフェスティバル2022が終わりました。今年はソロ2公演と浅野祥さんとのコラボを合わせて3つの出演があり、それぞれに特徴が際立つステージをお届けできたと思います。

美しい曲特集や大河ドラマ特集も楽しく演奏することができましたが、ひときわ手応えを感じたのは、なんと言っても浅野さんとのコラボです。私のセンスや力量が浅野さんや主催者の期待に応えられるのか、非常に大きな不安がありましたが、結果的にはこれがハイライトとなりました。共演者として申しぶんのない抜群の感性を持った浅野祥さん。ぜひまたご一緒する機会を持ちたいと思います。

そして、今年のせんくらでは数々の出会いに恵まれました。ソロのエレクトーン奏者はなかなか他の音楽家と接点を持つことがなく、せっかく若手からベテランまで実力のある音楽家が揃っていても、これまではそういった方々をただ憧れの目で遠くから眺めるだけというのが常だったのです。

ところが今年は多くの音楽家と親しく接する機会がありました。ため息が出るような華麗なテクニックを持つ方々が、手を伸ばせば届くところにいて、今しがた初対面の挨拶を交わしたばかりなのに、気の置けない友人のように会話してもらえるだなんて、まるで夢のようです。魅力的な演奏をする方は、人間としても魅力があるものですね。ここでの出会いがまたきっと新しい扉を開いてくれるでしょう。

せんくらの余韻を感じつつ、次の公演に向けた準備を進めてまいります。10/9三越劇場のフランス旅紀行コンサート、ご期待ください。

One thought on “出会いと再会のせんくら”

  1. せんくらご出演、有難うございました。楽楽楽ホールステマネ田中万里子でございます。神田様の素晴らしさは、耳にタコが出来る程、展示ホールステマネから、何度も伺っておりました。今年、実際にお越し頂き、私筆頭に、バックステージスタッフ皆が、ファンになってしまいました。正直、エレクトーンがあの様に素晴らしい楽器で、奏でる音楽が無限である事、感動です!是非、来年もお会い出来ます様、心よりお待ち致しております。有難うございました。

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